この記事では、
「なぜ、訪問看護なのか?」
について、現役の訪問看護師(友人2名)の言葉を紹介しています。
こんな人の読んでいただけると嬉しいです。
- 訪問看護に興味があるんだけど、どんなことをやるの?
- 訪問看護のやりがいって?
- 病院の病棟勤務で、疲れてしまった・・・
病棟とは違う!訪問看護師の3つの魅力
まずは、訪問看護師(友人)が語った、訪問看護の3つの魅力です。
- 同じ温度(患者に対して本気)の仲間たちと働ける
- 自分のやったことが、直接フィードバックされる
- 組織の無駄な「しがらみ」がない(ストレスが少ない)
それでは、1つずつ説明していきます。
同じ温度(患者に対して本気)の仲間たちと働ける
「在宅医療をやりたい!」
って人は、一般的に、患者さんに対して熱い想いを持ってることが多いです。
というのも、訪問看護って、すっごく大変なんですよね。
在宅の患者さんを「24時間365日対応」で診ていますので、当然、夜中でもバンバン電話は鳴るし、訪問することだってあります。
また、給与だって、病棟勤務に比べて、そこまで高いわけでもないし。
でも、訪問看護なんです。
そんな状況の中でも、「在宅医療をやりたい!」って人が、患者さんに対して、熱くないわけないんです。
ちなみに、その友人は、病棟勤務で自分の温度が原因で、浮いちゃった経験があるみたいです。
こんなことを言ってましたので。
「病棟勤務だと、自分の温度が高すぎると周りから浮いちゃって、患者さんのためにもっと頑張りたいのに、頑張ることが悪になっちゃってた。
本来なら、本気で働く人たちが、評価されるべきものなのに・・・
でも、訪問看護で働き出したら、自分の熱い想いと同じような人たちがたくさんいた。
だから、それがすっごく嬉しくて、仕事も楽しいんだよね。」
自分のやったことが、直接フィードバックされる
訪問看護の場合、病棟勤務と比べ、患者さんやその家族との距離が近いです。(身近に感じます)
結果、自分の「看護」が直接的に、人の役に立っている実感があります。
もちろん、患者さんや、その家族からのフィードバック(ありがとうなど)も、直接的に感じることができるため、嬉しさが違います。
「自分の仕事が、誰かの役に立てている」というのは、仕事をするうえで、すっごく大きな要素になりますので、訪問看護をするうえで、とても大きな魅力の1つになります。
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組織の無駄な「しがらみ」がない(ストレスが少ない)
訪問看護は、ほぼ単独行動のため、病棟勤務に比べて、ぜんぜんストレスが少ないです。
つまり、
「患者さんのために、何をしてあげられるのか?」
だけを考えて行動すればいいってこと。
人の集まるところには、何かしらの「しがらみ」があります。
たとえば、
- 足の引っ張り合い
- 患者最適ではなく、自分最適の人たちとのやり取り
- 経験論でしか語れない、老害と言われる看護師の圧力
などなど。
こういうのは、訪問看護では、ほぼ皆無だそうです。
訪問看護サービスの内容
一応、「訪問看護って、どんなことをするの?」について説明しておきます。
訪問看護は、訪問看護師等が、自宅等に訪問して療養生活を送っている人の看護を行うサービスで、原則、医師の指示に基づき、サービス内容が決定されます。
具体的なサービスとしては、
- 食事介助
- 排泄介助
- 身体清拭や入浴
- 口腔ケア
- 移動の介助
- 衣服の交換
- 診療の補助として服薬管理
- 褥瘡の処置
- 浣腸、摘便
- 創傷処置
- 吸引や吸入
- 膀胱カテーテルの交換
- 在宅酸素療法の指導
- 胃ろうの管理
- 注射や点滴管理
- 緊急時の対応
- リハビリテーション
- 要介護者や介護者への精神的支援
- 在宅療養の指導相談
などです。(きりがないのでこの辺で・・・)
まとめ
ここで、訪問看護師の魅力(やりがい)と職場の選ぶときのポイントについてまとめておきます。
- 「何をやるか」よりも、「誰とやるか」が大切
- 同じ温度で働ける仲間は「宝物」
- 在宅医療とは、「本気で働きたい人」のための職場
- フィードバックは、すっごく大切
- 単独行動は、ストレスが少ない
訪問看護って、すっごく大変なんですけど、病棟勤務とは違った魅力が満載です。
もし、訪問看護に興味を持っているなら、ぜひ、チャレンジしてみてください。
訪問看護なら、思いっきり、自分が目指す「看護」を追求できるかもしれませんよ。
在宅サービスの需要は、増え続けていますし。
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最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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