「モンテッソーリ教育」という言葉、最近、耳にした方も多いかと思います。
将棋で有名になった、藤井聡太(プロ棋士)が通った幼稚園で、この教育法を取り入れていたということで、話題になっていますね。
そもそも「モンテッソーリ」って何?と思っている方も多いのでは!?
私も、最近見た情報番組で、久々に「モンテッソーリ」という言葉を聞き、学生時代に勉強したのを思い出しました。
また、幼稚園教諭として勤めていた幼稚園が、「モンテッソーリ教育」の一部を自然に取り入れており、園児たちと一緒に取り組んでいたので、少し懐かしくなりました。(^O^)
今日は少し、「モンテッソーリ」について、お話したいと思います。
モンテッソーリとは
モンテッソーリ(マリア・モンテッソーリ)は、イタリヤの女医で、子どもの教育、発達に力を入れ、後の幼稚園などの基本(元祖)となった、「子どもの家」という施設の創立者です。
その施設で行われていた教育こそが、「モンテッソーリ教育」です!!
モンテッソーリ教育の5つの分野
モンテッソーリ教育は、次の5分野に分かれています。(個人的見解も入ってます)
1.日常生活
洗濯、洗いものなど、日常での練習、経験を通して自分の生活を自立へと成長させ、精神的にも自立する心を育てる。
また、汚れに気づく、落とせば壊れるなど、物の扱いに慣れる練習にもつながる。
※「お手伝いをする、やってみる、やらせてみる」ということが大切です。
2.感覚教育
3歳~6歳の間は、視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚(五感)が著しく発達する時期で、感覚は知的活動の基礎となる教育。
※遊びを通じて、順番を待つことを覚えたり、社会のマナーを身につける。
3.言語教育
日常での言葉遊びを通し、「話す・読む・書く」だけではなく、文法、文章構成も意識した教育。
※「なぞなぞ、指で枠をなぞる、いつ・どこで・だれが・何をした?ゲーム」などの遊びが良いと
思います。
4.算数教育
数字を数えるということだけでなく、「パッ」とみて、感覚で多い少ないを理解する。
※感覚で分かることのできる数量の経験からスタートし、ビー玉や、ビーズといった目で見て理解しやすく、並べ方の工夫ができるものなど、とても良い刺激になると思います。
5.文化教育
動植物、地理地学、歴史、道徳、音楽、体育、美術などに触れ合い知ること。
※地図パズル、動物・植物カード、惑星の模型なども良いと思います。
こうして簡単にまとめてみましたが、よくよく考えると、身近に溢れていることに気が付きます。
こうした経験(教育)を、どう子供たちの遊びに組み込むかは、大人の役目なのかもしれません。
藤井聡太さんもやっていた!?「紙編みの作品」
プロ棋士の藤井聡太さんが、3歳くらいからよく作っていた、紙編みの作品(画用紙を組み込んで作るもの)は、感覚を育みます。
この「紙編みの作品」を、幼稚園の製作で取り入れていました!!
子どもの成長発達に良い製作であったということに、今回気づきました!!(^_^;)
懐かしかったので、久々に作ってみました♪
(藤井聡太さんがやっていたのとは違うかもしれませんが・・・)
【2種類の画用紙を準備します】
【編んでいきます】
【完成です】
やりやすいと思います。
モンテッソーリ教育における「重要なポイント」
- 子どもが自分で活動を選び、子どもが使いやすいもの(子どもの年齢に応じた)を大人が用意(環境づくり)してあげること。
- 子どもの遊び活動を大人の都合で中断したり妨げたりしないよう心がけること。
- 子どもに無理強いせず、子どもの間違えを直接的に訂正しないこと。(気づかせる)
- 「達成した!できた!」の子どもに対して、安っぽい言葉で褒めないこと。
4つ目は、難しいですが、態度と言葉が合っていれば良いと思います。
また、「むやみに褒めない」ということも1つの方法です。
最後に
幼児期の子育ては、どうしても余裕がなく、「こうしてあげれば良い。」って、分かっているんだけど、なかなかできないんですよね。
私自身も子どもを育てていく中で、関わり方、接し方、成長など、考えさせられる場面がいくつもあります。
こんな風にしてあげれば良かったのかな・・・と日々、反省です・・・
子育てって難しいですよね・・・
でも、「モンテッソーリ教育」で言われている通り、身の回りのもの(事柄)などをうまく取り入れていくだけでも、子どもの成長を大きく手助けできるのだと思います。
お仕事など忙しいご家庭も多いかと思いますが、まずは、何か1つだけでも試してみてはいかがでしょうか。
子どもたちのために・・・♪
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