やたらと湿度が高くて、カビが発生しやすい部屋ってありますよね?
当院の場合、建物が古いなどの構造上の問題もあってか、部屋によっては、湿度が90%を超えてしまいます。
特に、梅雨時期から夏場にかけては、ひどいです。
もちろん、
- 扇風機(サーキュレーター)
- 換気扇(24時間稼働)
- 空調設備(24時間稼働)
など、色々と対策を講じてみたんですが、あまり効果は感じられませんでした。
そこで、ダイキンの除湿乾燥機「カライエ」を設置したところ、カビの発生がなくなるなどの一定の効果を感じられたので、ご紹介します。
「湿気やカビの発生で困っている」という人に読んでいただけると嬉しいです。
職場(事務所)の室温・湿度の基準【労働安全衛生法 事務所衛生基準規則】
まずは、職場環境の基準からです。
職場(事務所)は、労働安全衛生法の事務所衛生基準規則において、
- 室温:17℃以上、28℃以下
- 湿度:40%以上、70%以下
となるように努めなければならないと定められています。
なので、当院の湿度「90%」とか、労働環境としては、完全にアウトです。
事務所衛生基準規則
(空気調和設備等による調整)
第五条
事業者は、空気調和設備(空気を浄化し、その温度、湿度及び流量を調節して供給することができる設備をいう。以下同じ。)又は機械換気設備(空気を浄化し、その流量を調節して供給することができる設備をいう。以下同じ。)を設けている場合は、室に供給される空気が、次の各号に適合するように、当該設備を調整しなければならない。
一 浮遊粉じん量(一気圧、温度二十五度とした場合の当該空気一立方メートル中に含まれる浮遊粉じんの重量をいう。以下同じ。)が、〇・一五ミリグラム以下であること。
二 当該空気中に占める一酸化炭素及び二酸化炭素の含有率が、それぞれ百万分の十以下(外気が汚染されているために、一酸化炭素の含有率が百万分の十以下の空気を供給することが困難な場合は、百万分の二十以下)及び百万分の千以下であること。
三 ホルムアルデヒドの量(一気圧、温度二十五度とした場合の当該空気一立方メートル中に含まれるホルムアルデヒドの重量をいう。以下同じ。)が、〇・一ミリグラム以下であること。
2 事業者は、前項の設備により室に流入する空気が、特定の労働者に直接、継続して及ばないようにし、かつ、室の気流を〇・五メートル毎秒以下としなければならない。
3 事業者は、空気調和設備を設けている場合は、室の気温が十八度以上二十八度以下及び相対湿度が四十パーセント以上七十パーセント以下になるように努めなければならない。
ちなみに、事務所衛生基準規則でいう「事務所」とは、次のように定義されています。
【事務所】
除湿乾燥機 「カライエ」の特徴
「カライエ」は、壁掛けタイプの除湿乾燥機です。
特徴としては、次のとおりです。
- 水捨てが不要で、365日24時間の連続運転が可能
- 湿度が60%を超えると運転し、下回ると停止する自動運転機能
運転モードは、4つあり、その日の天候に応じて、モードを切り換えることができます。
【カライエ 運転モード】
出典:DAIKIN「住まい向け除湿乾燥機カタログ2021/03」
水捨てもなく、自動運転で放っておけば、適正な湿度(50~60%)に調整してくれるので、めちゃ楽ちんです。
ちなみに、「カライエ」運転時の音ですが、
- ターボとパワフル自動の運転モードだと「ゴー!」って音が気になる
- 自動とひかえめ自動の運転モードは、とても静かで、全く気にならない
って感じです。
除湿乾燥機 「カライエ」は、壁面への取り付けと穴あけが必要
「カライエ」は、壁掛けタイプの除湿乾燥機のため、原則、工事が必要となります。
まぁ、エアコンの取り付けと同じようなものです。
取付工事は、家電量販店などの販売店でやってくれます。
もちろん、取り引きがあるなら、建築業者でもOKです。(「カライエ」の本体だけ、ネットで購入して、取り付けだけ依頼してもいいかも)
【カライエ 外形図・取付手順】
出典:DAIKIN「住まい向け除湿乾燥機カタログ2021/03」
除湿乾燥機 「カライエ」を使ってみて
当院の場合は、特に、湿気とカビがひどい2部屋に取り付けを行ったのですが、次のような効果がありました。
どちらの部屋も、梅雨時期から夏場において、
- カビが生えなくなった(今までは、天井や椅子などにカビが生えていた)
- 80%を超える湿度が、55~60%まで下がった
となりました。
もちろん、たまたまかもしれませんが、うちの場合は、大変助かっています。
「カライエ」の本体価格と取付費用
除湿乾燥機 「カライエ」は、オープン価格となっています。
なので、色々と検索してみてください。
まとめ
劣悪な職場環境は、職員のパフォーマンスを下げます。
快適な環境で、勤務してもらうよう、整えていきたいですね。
「カビ臭い」とか、「湿度が高くて不快」というのは、職員の健康管理の問題もありますしね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
【あわせて読みたい】
コメント