「どうしても許せない」
「価値観が合わずイライラする」
ってこと、誰にでもありますよね。
そういう人とは、距離を取って、関わらないようにするのが一番なんですけど、仕事の場合は、そうもいきません。
特に、同じ事業所や部署で働いている場合、日々日々、嫌な思いをしたりします。
そんなとき、仕事以外の時間も含め、「どうしても許せない人」のことを考え過ぎちゃうことってありますよね。
その結果、
- 他のことが手につかない(楽しめない)
- やる気が出ない
- ご飯が食べられない
- 体調が悪くなる(健康を害する)
など、自分を苦しめちゃいます。
そこで、この記事では、「どうしても許せない人が職場にいるときの対処法」について紹介します。
「どうしても許せない」とは?
まずは、「職場において、どんなときに、どうしても許せないになるのか?」ですが、僕としては、主に次の3つかなと思っています。
【「どうしても許せない!」となるとき】
- 否定された
- 傷つけられた
- 大切なものを奪われた
これだけだと、わかりづらいと思いますので、1つずつ詳しく説明していきます。
否定された
「組織で働く=他者と働く」ってことです。
なので、価値観の違う人たちと関わることになります。
そうなると、「意見があわない」なんていうのは、あたりまえに起こります。
とはいえ、「意見があわない」ってだけで、「どうしても許せない」とはならないと思いますが、なかには必要以上に、相手の意見を否定する人がいます。
それこそ、価値観や倫理観自体を否定したり。
こういう人に対しては、「どうしても許せない!」と感じることがあると思います。
傷つけられた
身体的なダメージは言うまでもありませんが、精神的なダメージを受けた場合でも、「どうしても許せない!」と感じると思います。
たとえば、
- パワハラやセクハラなどのハラスメント行為
- 責任の押し付け
- 理不尽なことを言われた(強要された・怒鳴られた)
- 人格を否定された
- プライドを傷つけられた
みたいなことです。
大切なものを奪われた
自分が大切にしているものを奪われたときにも、「どうしても許せない!」と感じると思います。
たとえば、
- 仕事における成果や評価
- お金
- 恋人(職場恋愛などの場合)
などです。
「どうしても許せない人」への対処法
僕としては、次の3つを意識しています。
- とにかく、すぐに「反応」しない
- 「もったいないから、怒ってあげない」と意識する
- 「せいで」を「ために」に置き換える
それでは、1つずつ説明していきます。
とにかく、すぐに「反応」しない
「どうしても許せない」と感じたということは、怒りを含めた色々な「感情」が動いた(沸き上がった)ってことです。
感情が入っているとき、僕らって、すぐに反応したくなりますよね。
言い返したり、否定したり。
でも、これがすっごく良くなくて、反応すればするほど、感情って湧き上がってきます。(ヒートアップして、怒りが増幅します)
で、関係がこじれまくります。
もちろん、ますます「どうしても許せない!」になります。
なので、なんにせよ「とにかく、すぐに反応しない」を徹底したほうがいいです。
反応せずに、第3者的に、相手の話(言い分)を聞いて、メモしておき、論理的に整理します。
これをしておくだけで、感情的には、かなり楽になります。
「もったいないから、怒ってあげない」と意識する
「とにかく、すぐに反応しない」を徹底するときには、「もったいないから、怒ってあげない」を意識してください。
「怒る」って疲れる行為です。
そして、怒った後って、なんか後味悪い。
そういう意味では、怒り(感情)ってコストなんです。
「どうしても許せない」と思うような人に、わざわざ感情コストを使ってあげる必要はありません。
すっごくもったいないです。
さらに言うと、どんなに感情コストを使ったとしても、「どうしても許せない」と思うような人は、謝ってもくれませんし、変わってもくれません。
そもそも、謝ってくれたり、変わってくれる人であれば、「どうしても許せない人」にはなりません。
意味のない労力を使うのはやめましょう。
あなたが疲れちゃうだけです。
「せいで」を「ために」に置き換える
「どうしても許せない人」がいると、仕事以外の時間も含め、その人のことを考え過ぎちゃうことってありますよね。
自然と頭に浮かんできちゃったりもしますし。
そんなときに、オススメなのが、「せいで」を「ために」に置き換えるです。
どういうことかというと、たとえば、「Aさん」というどうしても許せない人がいる場合、
Aさんのために、
- 時間を無駄にしている
- 体調を崩している(健康を害している)
- 感情コストを払っている
- 我慢している
- 肌をボロボロにしている
と、一般的には「Aさんのせいで」となりそうなところを、「ために」に変えてみます。
「ために」って思うと、その人のことを考えることが、バカらしくなります。
「なんで、Aさんなんかのために、私、こんなに頑張ってるんだろ!?」って。
「どうしても許せない人」のことを考え続けていると、精神面だけじゃなく、肉体的にもダメージがすごいです。
「どうしても許せない人」のために、自分を犠牲にするのはやめましょう。
職場を変える(転職)という選択肢も
仕事なんて、体を壊してまでするようなものではありません。
色々やってみたけど、「どうしても許せない人」のことを考えちゃうという場合は、さっさと転職しましょう。
「なんであんなやつのために、こっちが仕事をやめないといけないのか?」
って思ったりするかもしれませんが、体を壊してからでは遅いです。
ちなみに、「どうしても許せない人に対し、許す努力をしましょう」という人もいますが、僕としては、許す必要はないと思っています。
そもそも、許せないから困っているわけで、あなただけの「許さないリスト」に、そっと入れておきましょう。
そして、自分のためにほうっておきましょう。
そのうち、気にならなくなります。
そんな人のことは。(これも、成長の1つだと思います)
まとめ
ここで、「どうしても許せない人が職場にいるときの対処法」について、おさらいです。
- とにかく、すぐに「反応」しない
- 「もったいないから、怒ってあげない」を意識する
- 「せいで」を「ために」に置き換えてみる
- 職場を変える(転職)という選択肢も検討してみる
「どうしても許せない人」と関わることは、ストレスでしかありません。
「相手が悪いのに・・・」という想いもあると思いますが、優先しないといけないのは、自分を守ることです。
あなたの人生にとってどうでもいい人のために、貴重な時間を使ったり、自分を苦しめたりしないでください。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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