ほぼ無理ゲー!?パワハラとホワハラに挟まれる「マネージャー」の働き方

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会議、ミーティング

「価値観が多様化している世の中において、マネージャー(管理職)の難易度はかなり高い」

こんな風に、僕は思っています。

理由としては、「単一的な正解がなく、正解が職員の数だけあるから」です。

 

そんなとき、株式会社マイナビさんの調査「中途入社1年以内の社員に聞いたホワイトハラスメントに関する調査」で、「ホワイトハラスメント(ホワハラ)」なる言葉を見かけました。

一般的に、ホワハラとは、上司がハラスメントを恐れるあまり、部下に対して必要な指導や負荷を与えず、成長機会を奪ってしまうことをいうそうです。

他にも、似たような言葉で、「ゆるブラック企業」なんていうのもあります。

 

こうなってくると、もはや、マネージャーの仕事なんて、「無理ゲー」です。

パワハラを気をつけていると、ホワハラと言われ、ホワハラを気をつけていると、パワハラと言われるなど、ハラスメントが増えすぎて、場合によっては、何をしても誰かしらのハラスメントになっちゃいます。

 

そこで、この記事では、

「パワハラとホワハラに挟まれる、マネージャーの働き方は、どうしたらいいのか?」

について考えてみたので、まとめておきます。

職員一人ひとりの価値観を理解し、その人ごとに対応を変える

成長欲求が高い職員にとっては、成長のための難易度の高い仕事や負荷のない職場は「ホワイトハラスメント」であり、自分の市場価値を奪う「ゆるブラック」になります。

一方で、プライベートや安定を重視する職員にとっては、成長のための期待や負荷は「パワハラ」や「理不尽な圧」と感じられてしまいます。

 

この2つの両立していくには、

「職員一人ひとりの価値観を理解し、その人ごとに対応を変える」

しかないと思います。

 

理想論ではありますが、つまり、

  • 仕事で成長したい人には、成長できる環境を与える
  • プライベートを重視し、仕事で成長したいとは思っていない人には、負荷(ストレス)を与えないようにする

ってことです。

 

はっきり言って、ほぼ無理ゲーですよね?

マネージャーの負担が大きすぎますし。

 

とはいえ、「無理です!」って訳にもいきません。

「じゃあ、どうするか?」ですが、僕としては、割合(多数派・少数派)に注目するのがいいと思っています。

「成長はできないけど、ストレスが少ない」職場に人が集まっている

成長には、一定の負荷が不可欠です。

そのため、大雑把に分類すると、次のようになります。

  1. 成長はできるけど、ストレス(負荷)が多い
  2. 成長はできないけど、ストレス(負荷)が少ない

 

このように分類した場合、圧倒的に多いのは、「2」の層だと思います。

つまり、「成長はできないけど、ストレスが少ない職場」を希望する人が、多数派ということです。

 

一方の「成長はできるけど、ストレスが多い職場」を希望する成長欲求が高く「バリバリ働いてスキルを身につけたい」という人は、少数派です。

多くの人は、「ほどほどの給料をもらって、プライベートを大切に、ストレスなく働きたい」と思っています。

もちろん、組織文化によって変わってきますが・・・

 

マネージャーとしては、この部分に注目し、職場環境を整備していくといいと思います。

多数派に合わせて職場環境を整備し、少数派には、個別対応を行う

まずは、多数派である「成長はできないけど、ストレスが少ない職場」を、徹底的につくっていきます。

いわゆる、「ホワイトな職場」です。

たとえば、

  • 労務管理の徹底(労働基準法の遵守)
  • 残業なし
  • 有給休暇取得率100%
  • マニュアルの整備
  • 属人化の排除(休みやすい環境づくり)
  • 心理的安全性の醸成

などなどです。

 

職場の標準環境(デフォルト)を、多数派に合わせて設定することで、退職のリスクを減らします。

また、多数派の職場満足度を上げておくことで、個別対応の数(総量)を減らすことができますので、マネージャーの負担も減らすことができます。

 

次に、少数派への対応です。

少数派である「成長欲求の高い人」には、成長できる環境を個別に与えていきます。

この時の注意点としては、

  • 個別対応を隠さず、組織のルールとして明示しておく(透明にしておく)
  • 本人の希望および同意の上で、難易度の高い仕事や役割(負荷)を与えること
  • 期待を添え、将来のキャリアプランを伝える

ってことです。

 

1の「個別対応を隠さず、組織のルールとして明示しておく」というのは、「不公平だ!」という的外れな批判や、職員間の「妬み・僻み」が起きないようにするためです。

「2・3」については、ハラスメントの回避と、モチベーションアップ(成長促進)のためです。

「平等」ではなく「公平」な職場をつくる

マネージャーへの「不公平だ!」という批判や職員間の「妬み・僻み」が起きないようにするための組織のルールを明示するにあたり、意識してほしいのは、「平等」ではなく、「公平」です。

「公平」を明言しておくことで、マネージャーは、「なぜ、人によって対応を変えているのか?」という問いに対し、明確な根拠を持って答えられるようになります。

 

このとき大切なのは、職場における「平等」と「公平」の違いを、組織全体で定義しておくことです。

  • 平等:全員に同じように与える
  • 公平:一人ひとりの「状況や意欲」に応じて、必要なものを必要な分だけ与える

 

つまり、成長欲求の高い人には、相応の負荷を含めた成長できる環境(機会)を与えます。

一方、成長欲求が低い人には、負荷のない環境を与えます。

これが、「公平」だと僕は考えています。

補足ですが、公平とは、「その人の望むキャリアと、組織への貢献度に応じて、リソース(機会と負荷)を適切に配分すること」だと思っています。

 

「平等」と「公平」の違いを組織全体で定義し、明示しておくことで、成長を望まない層は、「自分は負荷を避けたいから、あの人のような役割は担わない」と納得しやすくなります。

逆に、成長を望む層は「正当にチャンスが与えられている」と感じるので、「ゆるブラック企業」だとは思わないはずです。

信頼関係が構築できていれば、ハラスメントは起きない

ちょっと余談ですが、ハラスメントは、相手(職員)が「不快だ!」「不当だ!」と感じることから始まります。

そのため、全く同じ発言や態度であっても、ハラスメントになる場合とならない場合があります。

このハラスメントに「なる・ならない」を分けるのは、「信頼関係があるかどうか?」だと思います。

 

しっかりとした信頼関係が構築できれていれば、大概のことは、ハラスメントになりません。

なので、ハラスメント対策という意味では、「信頼関係の構築」が一丁目一番地だと思います。

 

信頼関係を構築するには、対話を繰り返し、相手(職員)の理解を深めていくしかありません。

定期的な「1on1」など、対話の頻度を上げていきましょう。

部下に信頼してほしいなら、まずは、マネージャーであるあなたが部下を信頼することが大切です。信頼してくれない人を、信頼してくれるわけありません。

 

ちなみに、信頼関係の構築が難しいからこそ、

  • 多数派に合わせて職場環境を整備し、少数派には、個別対応を行う
  • 「平等」ではなく「公平」な職場をつくる

みたいなことが大切になるんですけどね。

まとめ

ここで、「パワハラとホワハラに挟まれる、マネージャーの働き方」について、おさらいです。

  • 職場の標準環境(デフォルト)は、多数派に合わせる
  • 成長欲求の高い少数派には、個別対応
  • 「平等」ではなく、「公平」を意識する
  • 対話の頻度を上げ、信頼関係の構築に努める

 

マネージャーだからって、何でもかんでもできるわけじゃありません。

それこそ、すべての人から、「信用・信頼される」なんいうのも無理です。

なので、肩の力を抜いて、「その人が欲しがっているものを、対話を通じて把握し、公平に配ろう」ぐらいに思っておきましょう。

そもそも、マネージャーなんて、「無理ゲー」ですから。(笑)

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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こう

医療・介護業界で経営管理の仕事をしながら、ブログ「まいぼた」を書いています。

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