
「面接で、『家から近いから』なんて志望動機を言ったら、落とされるのでは・・・」
「きれいな志望動機を考えておかないと、やる気がないと思われてしまうのではないか・・・」
こんな風に思っている薬剤師さんは、少なくないと思います。
でも、病院の採用責任者(事務長)として、本音を言わせてもらうと、「志望動機なんて、どうでもいい」です。
それこそ、僕としては、きれいごと並べた志望動機なんかより、よっぽど「家から近いから」の方が好印象です。
そこで、この記事では、「なぜ、採用責任者は、『志望動機:家から近いから』という薬剤師を採用したいのか?」について、具体的な理由を解説(紹介)します。
はっきり言って、志望動機なんかで悩まなくていいですよ。(正直に言ってください)
面接における「立派な志望動機」を採用責任者(面接担当者)が重視しない理由
転職活動を行う際、多くの薬剤師さんが「志望動機」をしっかりと作り上げると思います。
たとえば、
「貴院の行っているチーム医療に貢献したいため」
「地域医療に力を入れている貴院の取り組みに共感し、地域医療を学んでいきたいと感じたため」
「地域密着型のかかりつけ薬局として、患者様に寄り添っていきたいと考えたため」
などです。
面接の場で、きれいごとで作りこまれた志望動機を聞いたとき、採用責任者(面接担当者)はどう思っているでしょうか?
本音を言えば、「よく作りこんできたな~」という冷めた感心と、「本心は、なんだろう?」という疑心です。
さらに言うと、「この志望動機が本当なら、当院がその期待値を超えてあげられるか?」という不安です。
採用担当者として、「理想が高すぎる動機ほど、入職後のギャップで折れやすい」という経験を何度もしているだけに、「スキルアップしたい」「高度な医療を学びたい」というキラキラした熱意だけで入職した薬剤師さんほど、調剤業務の慌ただしさや、対人ストレスに直面した際、「自分が思い描いていた仕事と違う」と感じ、早期離職してしまう傾向があります。
そのため、「作りこまれた志望動機」に対しては、警戒心を抱いてしまうのです。
採用責任者が、「志望動機:家から近いから」という薬剤師を採用したい5つの理由
繰り返しにはなりますが、僕としては、きれいごと並べた志望動機なんかより、よっぽど「家から近いから」の方が好印象です。
理由としては、「素直だから」というのもありますが、組織運営の観点から見ても、「職場が家から近い」というのが理にかなっているからです。
理由①:通勤時間は「実質的な無給の拘束時間」だから
通勤時間は労働時間には含まれません。
しかし、働く人間にとっては確実に「仕事のために拘束される時間」です。
それこそ、通勤時間が片道90分の人と、通勤時間が片道15分の人では、次のとおり、年間で、1ヶ月分以上もの時間を「タダ働き」していることになります。
【通勤時間の比較シミュレーション(年間243日勤務の場合)】
- 通勤時間「片道90分(往復3時間)」:年間の移動時間 = 約729時間
- 通勤時間「片道15分(往復0.5時間)」:年間の移動時間 = 約121.5時間
- 差異:年間で「607.5時間」の違い(=25日間分以上・実質1ヶ月分以上の労働時間)
このとおり、片道90分かけて通う薬剤師さんは、片道15分の薬剤師さんに比べて、年間で1ヶ月分以上もの時間を「仕事のための移動」に奪われていることになります。
給与が同じであれば、通勤時間が片道90分の人の労働対価は、かなり低くなります。(1年間のうち、1ヶ月以上タダ働きなので)
また、通勤の負担は、直接的に仕事のパフォーマンスにも影響を及ぼします。
採用責任者(採用側)としては、通勤に力を発揮してほしいわけではなく、仕事で力を発揮してほしいわけです。
だからこそ、「職場が家から近い」というのは、採用側にとっても、大きな魅力なんです。
理由②:「職場が家から遠い」は、辞める理由を強化する
どれほど雰囲気が良く、体制が整った職場であっても、仕事のストレス(不満)は、ゼロにはなりません。
そのとき、通勤時間の長い人は、
「仕事でこんなに嫌な思いをして、毎日往復3時間も無駄にしているなら、もう辞めよう・・・」
となりがちです。
つまり、「通勤時間の長さ」が、仕事を辞める理由を強化してしまうのです。
でも、通勤時間の短い人は、
「今日は、仕事で嫌なことがあった・・・」
と思っても、通勤時間による辞める理由の強化は起きません。
逆に、「嫌なことはあったけど、家から近いから、まだ許してやるか~」と、通勤時間がプラスの方向に働きやすいです。
つまり、「職場が家から近い」は、辞めない理由になり得るってことです。
「経営理念への共感」のような目に見えない抽象的な動機の効果は、長くは続きませんが、「家から近い」という物理的な事実は何年経っても揺らぐことがありません。
だからこそ、定着率が上がるのです。
理由③:子育て世代にとって「15分で駆けつけられる」は最強の安心感だから
薬剤師業界において、子育て世代(産休・育休明けや復職組)の活躍は欠かせません。
子育て中の薬剤師さんを採用するとき、「家や保育園から近いこと」は何よりも強力な強みになります。
子育て中の薬剤師さんを採用するとき、「家や保育園から近いこと」は、何より強力な強み(差別化)になります。
保育園からの子どもの発熱(体調不良)による呼び出しがあったとき、職場から保育園まで1時間以上かかる環境では、職員も子どもも不安でしかありません。
しかし、職場と自宅・保育園が15分程度の距離であれば、次のようなメリットが生まれます。
- 呼び出しにも15分で駆けつけられ、精神的プレッシャーが激減する
- 朝夕の送り迎え時間に余裕ができるため、フルタイム勤務を選択しやすい
- 周囲のスタッフも「すぐ対応できて良かったね」と心から送り出しやすい
「家から近い」ことは、子育て世代の薬剤師さんが安心して長く働き続けるための、「最強の福利厚生」になります。
理由④:当直や急なシフト変更への対応力が違う
特に病院薬剤師の採用において、近隣に住んでいる職員の存在は、もはや救世主です。
当直勤務やオンコール対応、インフルエンザ等による突発的なスタッフの欠勤が発生した際、片道1時間以上かかる職員に緊急連絡を入れて出勤してもらうのは現実的ではありません。
本人にも大きな負担がかかりますし。
職場から家が近い職員は、いざという時のフットワークが軽く、急な出勤をお願いできたりするので、病院経営側にとっても貴重な人材となります。
理由⑤:素直さ
僕は、素直な人が大好きです。(個人的な意見)
一緒に働いていて、気持ちがいいからです。
また、ウソに対するコストがかからないのも良いところです。
ウソの多い職場(人)は「その情報は信用できるのか?」という情報の信憑性から疑わないとい
けないので、ムダが多いです。
ウソの情報をもとに打ち手(対応方法)を考えても効果は薄いですし。
そのため、志望動機を聞いたとき、「家から近いからです」と、素直に伝えるくれる姿勢は、好感が持てます。
薬剤師の職場選びで知っておくべき「4つのゆとり」
採用責任者が、「志望動機:家から近いから」を重要視するのは、「薬剤師さんが心身ともに、ゆとりを持って働ける環境でなければ、長続きしづらい」ということを、身をもって知っているからです。
そのため、転職活動を行う際は、次の「4つのゆとり」が揃っているかどうか、チェックしましょう。
「4つのゆとり」が揃っている職場は、薬剤師さんが辞めない職場(離職率が低い職場)です。
ゆとり①:人間のゆとり(風通しの良い人間関係)
【確認すべきポイント】
- 事業所の平均勤続年数は長いか?(離職率が高くないか?)
- 管理薬剤師の人柄や、チーム全体のコミュニケーション体制が整っているか?
- 急なシフト変更や休みのフォロー体制が組織として構築されているか?
ゆとり②:時間のゆとり(ワークライフバランス)
【確認すべきポイント】
- 月平均の残業時間は何時間か?(みなし残業で、誤魔化されていないか?)
- 有給休暇取得率はどのくらいか?また、連休取得は可能か?
- 遅番や当直の回数、休日出勤の有無とその振替休日取得状況は?
- 通勤時間は、片道30分以内か?
ゆとり③:業務のゆとり(適正な人員配置とシステム整備)
【確認すべきポイント】
- 薬剤師1人あたりの1日平均処方箋枚数は何枚か?(法定の基準値を超えてないか?)
- 自動調剤機器や監査システムなどの設備投資が積極的に行われているか?
- 業務マニュアルが整備され、役割分担が明確化されているか?
ゆとり④:制度のゆとり(評価と経営の安定性)
【確認すべきポイント】
- 昇給や賞与の評価軸が明文化されているか?(給与規定は整備されているか?)
- 住宅補助や退職金、各種手当の規程が整っているか?
- 職員に対し、財務状況(経営実績)の公表がされているか?
「家から近い」という条件は、この中の「時間のゆとり」を最速で手に入れるための決定打となります。
「4つのゆとり」がある職場を探すのは難しい!?
「よし、それなら自分も家から近くて、ゆとりのある優良求人を自力で探そう!」と思ったとしても、個人で見つけるのは、非常に困難です。
理由は、とてもシンプルで、「離職率が低く、薬剤師が辞めない働きやすい職場」は、そもそも、職員が辞めないため、求人を出す必要がないからです。
そのため、求人自体が非常に少ないのです。
とはいえ、どんなに良い職場であっても、「職員が全く辞めない」というのはありえません。
産休や育休、家族の転勤、配偶者の転居といった、「どうしようもない理由」によって、退職者が出たり、増員が必要になったりするタイミングは必ず存在します。
しかし、そうした募集であっても、一般の求人サイトやハローワークなどに求人が掲載されることは、ほぼありません。
理由としては、採用側が、「信頼できる人に来てもらいたい」「無駄な採用コストをかけたくない」などと考えているため、薬剤師専門の転職エージェント(人材紹介サービス)などを活用することが多いからです。
転職エージェントを活用する場合は、求人が公開されないことが多いため、一般的な求人サイトなどには掲載されなくなります。
そのため、「離職率が低く、薬剤師が辞めない働きやすい職場」という好条件の優良求人は、その大半が一般には出回らない「非公開求人」として扱われます。
つまり、自分で転職サイトを眺めているだけでは、そもそも「4つのゆとりが揃った職場」の求人に出会うこと自体が難しいのです。
だからこそ、一般には出回らない「非公開求人」に出会うために、「薬剤師専門の転職エージェント」を活用することが不可欠になります。
「4つのゆとり」がある職場は、「薬剤師専門の転職エージェント」を活用して探す
職場の人間関係や雰囲気は、求人票の条件(給与や勤務地等)だけではわかりません。
そのため、「実際の職場のリアルな裏側」を事前に把握することが不可欠です。
でも、個人で求人に応募する場合、面接や短時間の見学だけで「本当の人間関係や薬局長や管理薬剤師の人柄」などを見抜くことは、ほぼ不可能です。
そこで、多く活用されているのが、「薬剤師専門の転職エージェント」です。
そして、薬剤師専門の転職エージェントの中でも、特に、オススメなのが、メディカルリソースが運営する薬剤師専門の転職エージェント「ファルマスタッフ
」になります。
「ファルマスタッフ」には、他の転職エージェントと異なる、薬剤師の悩みを解決するための次のような「3つの強み」が存在します。
強み①:担当者が「直接足を運んで取材」しているから、人間関係の裏側までわかる
転職で最も怖いのが、「人間関係のミスマッチ」です。
求人票に「アットホームな職場です」と書かれていても、実際の雰囲気は入社してみないと分からないことがほとんどです。
でも、ファルマスタッフのキャリアコンサルタントは、紹介する事業所(調剤薬局や病院など)に実際に直接足を運び、現場の雰囲気や職場の人間関係、薬局長や管理薬剤師の人柄、混雑時のバタバタ感などを直接取材しています。
つまり、
- 管理薬剤師の性格や指導方針はどんな感じか?
- スタッフ間の関係性や職場の雰囲気はどんな感じか
- 過去に離職した人の本当の理由は何か?
など、求人票には決して載らない「職場の空気感」を事前に共有してもらえるため、人間関係の悪さに悩まされない職場選びが可能になります。
強み②:日本調剤グループのノウハウを凝縮!安全性の高い「調剤体制・設備」が揃う職場が見つかる
「調剤ミスを起こしたら…」などの日々の不安から抜け出すには、薬剤師個人の注意力だけに頼るのではなく、「ミスを防ぐ仕組み(調剤機器や鑑査システム)が整っている職場」を選ぶことが不可欠です。
ファルマスタッフは、大手調剤薬局チェーンである「日本調剤」のグループ企業です。
そのため、調剤薬局の業務プロセスや安全管理に対する知見が極めて深く、自社で教育・研修事業も手掛けています。
薬剤業務の知見が深いということもあり、
- 監査システムが整備されているか?
- 監査や疑義照会のダブルチェック体制が、マニュアル化されているか?
- ブランクや経験不足があっても、サポートしてもらえる研修体制があるか?
などをしっかりと確認したうえで、求人を紹介してくれるため、精神的負担を減少させ、安心して業務に集中できる環境を手に入れることができます。
強み③:調剤薬局の求人数が業界トップクラス!「ワンオペなし・残業少なめ」の厳選求人
「人手不足でいつもギリギリ」「毎日2時間の残業」といった過酷な環境を打破するには、絶対的な「求人数の多さ」が必要です。
選択肢が少ないと、妥協した条件で転職することになってしまうからです。
ファルマスタッフは、調剤薬局の求人数が業界トップクラスです。
そのため、
- 処方箋枚数に対して薬剤師数が適正に配置されている
- ワンオペ体制なし
- 残業月10時間以内
- 年間休日120日以上
- 年収600万円以上
などといった厳密な希望条件を設定しても、十分な数の求人を紹介(提案)してもらえます。
さらに、正社員だけでなく「派遣」や「パート」など、自分のライフスタイルに合わせた多様な働き方ができる職場探しも可能です。
ファルマスタッフ利用の流れ【登録から入社までの4ステップ】
ファルマスタッフのサポートをフル活用し、後悔のない転職を成功させるための流れは非常にシンプルです。

- 無料会員登録(約1分)
スマホやパソコンから、1分程度で入力完了します。
現時点で「すぐに転職するか決めていない」「まずは相談だけしたい」という状態でも全く問題ありません。 - キャリアコンサルタントとのヒアリング(対面・オンライン・電話)
希望条件や希望する働き方を伝えます。
また、現在の職場で抱えている悩みなどがあれば(人間関係、業務量、調剤ミスの不安など)を正直に伝えておきましょう。
ファルマスタッフは、「じっくり話を聞いてくれる」姿勢に定評があるため、漠然としたイメージや、まとまっていない気持ちを話すことで、次の職場のイメージが固まっていきます。 - 求人の紹介と店舗見学
コンサルタントが現地取材した情報をもとに、内部事情まで把握された求人が提案されます。
気になった事業所は、事前見学を希望することも可能です。 - 条件交渉と入職サポート
自分では言い出しにくい「給与面の交渉」や「残業時間・勤務日数の調整」も、すべてキャリアコンサルタントが代わりに行ってくれます。
円満退職のアドバイスまで、一貫してサポートしてもらえます。
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【2026年最新】ファルマスタッフは最悪?病院事務長が教える薬剤師転職の裏側とリアルな評判・口コミ

まとめ:家から近くて、働きやすい職場を見つけよう
薬剤師さんが、面接時に、志望動機を「家から近いから」と答えることは、マイナスどころか、好印象です。
「ムダな通勤ストレスをなくし、仕事のパフォーマンスを維持するための合理的で誠実な志望動機」だからです。
採用側が、求めているのは、面接での耳ざわりの良いきれいごとではありません。
一緒に働きたいと思える「素直さ」という人柄です。
もし、あなたが「毎日の通勤がキツイ・・・」と感じているなら、「家から近く、働きやすい職場」を探してみてください。
転職エージェントは、情報取集のために活用してもOKです。(転職しなければならない訳ではありません)
もちろん、完全無料です。
通勤時間が半分になるだけで、年間数百時間という自由な時間が手に入りますので。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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