あなたは、こんな風に部下に怒っていませんか?
「報告されてないぞ!!」
「なんで報告しないんだー!」
「報告もできないのか?」
まだまだ、どの組織にもこういう人って多いと思いますが、これらの言葉は、「使わない(言わない)方がいい言葉の1つ」です。
なぜなら、これらの言葉って「自分の無能さを、自らさらけ出している」ってことになるからです。
こういう人って、「役職が上 = 偉い」って思っている超勘違いな人で、さらに言えば「報告は、部下がするもの」だと思っている人なんですよね。
そして、こういう人って部下には強く出るくせに、上司にはひたすら「ヘコヘコ」するんです。
はっきり言って、こんな上司、信頼されるわけありません。
そこで、この記事では、「報告しろ!!」って怒る上司の無能さについてまとめておきます。
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なぜ、「報告しろ!!」と怒る上司は無能なのか?
本来、部下は、上司に報告(相談)をしたいと思っています。
理由としては、仕事で悩んだりしたとき、信頼できる上司からのアドバイスほど的確で、有り難いものってないからです。
また、報告しておくことで、部下も安心できます。
「あの人に言っておいたから、なにかあればフォローしてもらえる」みたいな。
なのに、報告や相談を部下がしてこないってことは・・・
あなたに、報告や相談をしたくないからです!!
さらに言えば、あなたに報告や相談をするメリットがないってことです。
逆に言えば、部下が報告したいと思われる、信頼関係と空気をつくれていない。
そして、部下が報告や相談をしてくれたときに「メリット」を提供できてないってことです。
つまり、部下からの無言のダメ出しなんです。
報告をされる上司になるには
「報告は、部下がするもの!」という、老害にも近い「固定観念」は、完全に捨てましょう。
そして、報告されたいことは、上司が部下に確認するべきです。
たとえば、
「そういえば、あの案件ってどうなった?」
とか、知りたいことは、自分で聞きにいくようにしましょう。
結果、その確認を繰り返していると、部下は、自然と報告してくれるようになります。
つまり、こんな感じの心理です。
「○○(上司)さんは、こういう情報が欲しいのか~」
「だったら、先に報告しておこう!」
そして、部下が報告してくれたら「ありがとう」と感謝を伝えるべきです。
報告するのは、「部下のあたりまえ」ではないのですから。
また、報告の都度「ありがとう」を伝えることで、どんどん部下が、報告してくれるように
なります。
なぜなら、人には「承認欲求」があります。
人から感謝されること、すなわち「ありがとう」という言葉は、他者の「承認欲求」を満たす最高の言葉だからです。
なので、どんなに小さなことに対しても「あたりまえ」と思わず、「ありがとう」と伝えましょう。
それが、報告をされる上司になるための最善の方法です。
部下から相談は、泣いて喜ぶことだよ
相談とは、信頼されていて、初めて成り立つものです。
つまり、部下から相談されるということは、信頼されている証拠なんです。
そうです、
ちょーーーーーー喜んでいい所です!!(泣いてもいいです・・・)
そして、相談に来てくれた部下には、最上級の「ありがとう」を送らないといけません。
感謝の言葉だけじゃない、部下に対しての「メリット」とともに!!
なかには「いちいち、聞きに来るな!!」っていう、アホな上司もいますが、それは考え方が逆です。
部下は、いちいちあなたと話したい(相談したい)と思っているのです。
だから、いちいち「ありがとう」です!!
まとめ
ここで、おさらいの意味を含め、この記事で伝えたいことをまとめておきます。
- 部下が報告しないのは、上司が無能だから
- 報告されたいなら、上司から聞きに行け
- 報告は「部下のあたりまえ」じゃない
- 「ありがとう」は、承認欲求を満たす最高の言葉
- 部下からの相談には、「最上級のありがとう」を返せ
上司の意識が変われば、職場の雰囲気は一気に変わります。
ぜひ、部下が、上司に報告や相談をしたくなる職場づくりを心がけてください。
結果、それが「働きやすく、生産性の高い職場」の第一歩になります。
僕も、気をつけます。(笑)
ちなみに、信頼って、手に入れるのには、コツコツと積み上げていかないといけないのに対し、失うのは一瞬です。
そういう意味では、意識しないといけないのは、信頼の積み上げ方よりも、信頼を失わないことだと思います。
「一生懸命、部下のために頑張っているつもりなのに、ぜんぜん、信頼されない」と感じている人は、思わぬところで信頼を失っているのかもしれません。
なので、そういう時は、「どういうことで、信頼を失っているんだろう?」を考えてみるのも大切だと思います。
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