この記事では、令和2年度(2020年度)の地域別最低賃金の改定における、
- 改定前後の最低賃金時間額(都道府県別)
- 最低賃金の引上げ額(都道府県別)
- 最低賃金時間額の高い順(都道府県別)
- 最低賃金月額(エクセルファイルで試算)
- 平成19年度と令和2年度の最低賃金の比較
について、まとめています。
こんな人に読んでいただけると嬉しいです。
- 自分の給料(時給)って、最低賃金以上だよね?
- 事業主として、人を雇っている
- 会社で、人事労務管理を担当している
【関連記事】
令和3年度(2021年度)の地域別最低賃金の改定については、こちらの記事を。
令和3年度の最低賃金改定のまとめ【時給・月給・引上げ額をエクセルで】
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地域別最低賃金「時間額」一覧
総務省の全国地方公共団体コード順(北から南へ)
今回の最低賃金の改定は、0~3円の引上げとなっています。
令和元年度(昨年)の改定が、平成14年度以降で最大の引上げ額だったために、今回の改定はインパクト少なめです。
最低賃金時間額の高い順
- 最高額 1,013円(東京都)
- 最低額 792円(沖縄など、7県)
- 差額 221円
仮に1ヶ月(168.0時間)勤務した場合、37,128円の差額となります。
なお、年間だと、445,536円です。
地域別最低賃金「月額」一覧
1ヶ月の所定労働時間が、168.0時間と仮定した場合の、最低賃金月額です。
もし、この金額より安い給料の場合、法令違反となります。
なお、「エクセルファイル」を置いておきますので、もしよければ、あなたの事業所(会社)の「1ヶ月の所定労働時間」を入力して、チェックしてみてください。
【令和2年度 地域別最低賃金月額一覧 ダウンロード】
地域別最低賃金時間額の比較(平成19年度・令和2年度)
平成19年度から令和2年度までの最低賃金の引上げ額(合計)を算出してみました。
【引上げ額ランキング】
- 1位 神奈川県 276円
- 2位 東京都 274円
- 3位 大阪府 233円
- 最下位 岐阜県 167円
月の所定労働時間を「168.0時間」で試算した場合、平成19年からの13年間で、
- 神奈川県 46,368円/月額
- 東京都 46,032円/月額
- 大阪府 39,144円/月額
- 岐阜県 28,056円/月額
の引き上げになっています。
昇給額としてイメージしちゃうと、ちょっと微妙な感じがしますね・・・(笑)
まとめ
今回の最低賃金の改定は、引上げ額が「0円~3円」とかなり小さいですが、給与改定が必要になる事業所も少なからずあるんじゃないかと思います。
最低賃金が改定されるのは、令和2年10月からとなりますので、適正な給与額かどうか、事前にチェックしておくことをオススメします。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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