記事内に広告が含まれています

【比較】病院の34%は持っている!?院内保育施設数と病院数の年間推移

スポンサーリンク

保育園、幼稚園、色鉛筆、絵本

ライフワークバランスを重視する保育士さんにオススメの「院内保育施設」ですが、比較的、求人数が少ないのが、現実です。

 

ただ、2012年から2018年の7年間のデータを見てみると、院内保育施設を持つ病院は、どんどん増えています。

これは、

  • 医療・介護系職種の深刻な人材不足
  • 病院内保育所の運営に対し、補助金を出している都道府県が多い

という2つの理由によるものです。(と僕は思っています)

院内保育施設の設置により、福利厚生の充実をはかり、職員の確保を行いたいと考える病院が増えているってことです。

 

そこで、この記事では、

「院内保育施設って、どのくらいあるの?」

について、病院数と比較しながら紹介します。

 

「院内保育室で働きたい!」

という人に、読んでいただけると嬉しいです。

この記事で紹介している一覧表・グラフは、厚生労働省の「認可外保育施設の現況取りまとめ」と「医療施設動向調査」をもとに作成したものです。

院内保育施設は、全国で「2,867か所」あり、病院の4割近くが設置している

まず、結論です。

  • 院内保育施設は、2018年3月時点で、全国に「2,867か所」
  • 病院数は、2018年10月時点で、全国に「8,372か所」
  • 病院数は減り続けているが、院内保育施設は増え続けている
診療所などで、院内保育室を持っている場合があるかもしれませんが、この記事では、病院に限定して、院内保育施設数との比較を行っています。

 

それでは、1つずつ説明していきます。

院内保育施設は、2018年3月時点で、全国に「2,867か所」

院内保育施設は、2012年では「2,555か所」でしたが、2018年では「2,867か所」まで増えています。

このとおり。

院内保育施設の推移(2012~2018年)

 

6年間で「312施設」が増えていますので、1年に「50施設」ずつ増えていることになります。

 

「たった、50施設かよ~」って思うかもしれませんが、50の病院(医療施設)が、保育室を新規開設していると考えると、結構な数字だと思いませんか?

オープニングスタッフとして就職するチャンスも、あるってことですし。

病院数は、2018年10月時点で、全国に「8,372か所」

病院数は、2012年では「8,565施設」です。

そして、2018年では「8,372施設」となっています。

 

つまり、院内保育施設と違い、「192施設」が減っています。

このとおり。

病院数の推移(2012~2018年)

 

6年間で「192施設」が減っていますので、1年に「30施設」が減っていることになります。

 

病院が減るってことは、

  • 倒産したか
  • 病床数を減らして診療所にしたか
  • 介護保険施設に転換したか

ってことなので、僕としては寂しい限りです。(笑)

 

ほんと、厳しい時代です・・・(ちょっと、話が脱線しましたね)

病院数は減り続けているが、院内保育施設は増え続けている

上記2つのグラフを組み合わせると、次のようになります。

(左軸が、院内保育施設数で、右軸が、病院数です)

院内保育施設と病院数の比較

 

2018年では、病院数「8,372施設」に対し、院内保育施設「2,867か所」ですので、「34.2%」の病院が、院内保育施設を持っていることになります。

 

結構、高い比率だなと僕は思いますが、どうですか?

 

ちなみに、

  • 院内保育施設数
  • 病院数
  • 割合(院内保育施設設置)

を一覧にすると、次のようになります。

院内保育施設数 病院数 割合
2012 2,555 8,565 29.8%
2013 2,667 8,540 31.2%
2014 2,761 8,493 32.5%
2015 2,811 8,480 33.1%
2016 2,780 8,442 32.9%
2017 2,813 8,412 33.4%
2018 2,867 8,372 34.2%

 

6年間で、割合が、約5%上がっています。

 

病院数が減少し、院内保育施設が増えていくという流れは、これからも続くでしょうから、院内保育施設設置割合は、もっと高くなっていくと思います。

まとめ

「院内保育室って、働きやすいっていうけど、あんまり求人が出てないでしょ?」

って人が多いですが、探してみると結構あるんです。(たしかに、一般の保育園と比べると少ないですが・・・)

事実、うちの保育室でも、なかなか保育士さんからの応募がいただけなくて、人材確保に必死ですし。

 

もし、あなたが院内保育に興味があり、「ちょっと、働いてみようかな~」と思っているなら、ぜひ、色々な事業所(病院など)をチェックしてみてください。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

【あわせて読みたい】

人財
スポンサーリンク
こう

医療・介護業界で経営管理の仕事をしながら、ブログ「まいぼた」を書いています。

こうをフォローする
よろしければシェアお願いします
こうをフォローする
まいぼた

コメント

タイトルとURLをコピーしました