保育士というと、
「ピアノが、スラスラ弾ける」
というイメージがあるかと思います。
でも、実際は、「ピアノを弾くのが苦手で、苦労している」という保育士さんは多いです。
事実、僕の妻(保育士・幼稚園教諭)も、
「ピアノを弾かなくていいなら、弾きたくない・・・」
と言っています。
特に、入園式、卒園式、おゆうぎ会などのイベント(行事)での、ピアノ演奏は、動画撮影などをしている保護者さんも多いので、
「失敗したらどうしよう・・・」
という、不安や緊張、プレッシャーがスゴイそうです。
そこで、この記事では、ピアノが苦手な保育士さんにオススメの職場「院内保育室」について紹介します。
「ピアノが弾けない・・・」
「練習する時間がない・・・」
と悩んでいる保育士さんに読んでいただけると嬉しいです。
院内保育室なら、行事はないし、ピアノが負担になることはない
まず、結論です。
- 院内保育室なら、イベント(行事)がないため、プレッシャーを感じる必要がない
- そもそも、院内保育室は、ピアノ自体がないところも多い
- ピアノを練習する必要がないので、業務の負担が軽減される
それでは、1つずつ説明していきます。
院内保育室なら、イベント(行事)がないため、プレッシャーを感じる必要がない
ピアノ演奏で、一番負担になるのは、イベント(行事)ですよね。
院内保育室の場合、一般的に、入園式、卒園式、おゆうぎ会などのイベントがないため、
「保護者の前でピアノを弾く」
ということが、そもそもありません。
なので、
「失敗したらどうしよう・・・」
という、不安や緊張、プレッシャーを感じることが少ないです。
また、
「今回は、誰がピアノを弾く?」
「前回は、私が弾いたから・・・」
みたいなピアノの押し付け合いからも解放されますので、気持ち的にもかなり健全だと思います。(笑)
そもそも、院内保育室は、ピアノ自体がないところも多い
院内保育室って、比較的、お預かりしている子どもの年齢層が低いです。
というのも、年少クラス(3~4歳)ぐらいになると、幼稚園や他の保育園(大規模)に移ることが多いからです。
これは、子どもの成長を考えたときに、院内保育室だと物足りないという方が多いためです。
子ども年齢層が低いということは、
「ピアノを使った保育の必要性が低い ⇒ ピアノを利用しないケースが多い」
となりますので、ピアノを設置してない院内保育室も多いです。
そういう意味では、院内保育室は、
「保育が好きだからって、ピアノが好きなわけじゃないんだよ」
という保育士さんに、オススメの職場と言えます。
ちなみに、うちの場合は、
- キーボード
- CDラジカセ(ちょっと、言い方が古いかな・・・)
を用意してあり、保育士の先生が自由に使い分け、みんなで歌を歌ったりしています。
ピアノを練習する必要がないので、業務の負担が軽減される
僕の妻がそうだったんですが、「ピアノの練習は、基本的に時間外(ほぼ、自宅)」です。
これだと、ぜんぜん仕事から解放されないんですよね。
で、ますます、ピアノが嫌になっちゃう・・・
保育士さんの職場への不満って、
- 給与が安い
- 休みが取れない(取りづらい)
- 勤務時間が長い(サービス残業が多い)
がトップ3なので、給与面を除けば、人手が足りないうえ、業務量が多すぎる(忙しい)ってことなんですよね。
このとおり。
出典:厚生労働省「保育士等における現状」
そもそも、そんな状態なのに、さらに追い打ちをかけて、
「ピアノが苦手で、時間外で猛練習しないといけない」
って、完全にブラックです。
「ピアノが得意で、ピアノを弾くのが大好き~」というなら、いいのかもしれませんが・・・
その点、院内保育室の場合、ピアノを練習する必要がないので、気持ち的もかなり負担が軽減されると思います。
プライベートの時間も確保できるようになりますし。
まとめ
ここで、ピアノが苦手な保育士さんにおける「院内保育室のメリット・デメリット」についてまとめておきます。
- 不安や緊張、プレッシャーからの解放
- 大好きな保育(子どもとのかかわり)に集中できる
- 業務負担の軽減による、ワークライフバランスの確保
- ピアノが上手くならない(デメリット)
保育士資格の取得を目指せる学校(保育士の短大・専門学校)などの場合、ピアノは、必須科目になってますので、
「保育士は、ピアノを弾くもの」
というイメージがありますが、実際は、そんなことなんですよね。
ピアノなしの職場って、結構ありますし。
もし、あなたが、「ピアノが嫌だな~」と感じているなら、院内保育室での勤務を検討してみてください。
ピアノの苦痛(?)から解放されますよ~
なお、「院内保育室ってなに?」という人は、こちらの記事を。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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