保育士の平均給与額の推移と比較(経験年数・職種・男女別)【厚生労働省の調査から】

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この記事では、厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」から、保育士における、

  • 経験年数別、男女別の平均給与額
  • 平均的な働き方(勤続年数、労働時間、残業時間など)
  • 産業別、職種別の平均年収の比較
  • 平均年収の推移(2013年~)

についてまとめています。

 

こんな人に読んでいただけると嬉しいです。

  • 保育士の給与ってどのくらい?
  • 転職するときの給与の目安を知りたい(経験年数などに応じた)
  • 今の給与は、「高いのか?低いのか?」知りたい
  • 保育士の給与って、改善されてるの?
この記事で紹介している一覧表・グラフは、すべて、厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」をもとに作成したものです。

保育士(36.8歳)の平均給与は「月額24万円・年間賞与71万円」

まずは、この記事の概要です。

  • 男性保育士(32.0歳、勤続5.9年)の平均年収は「3,827,300円(残業手当含む)」
  • 女性保育士(37.1歳、勤続8.2年)の平均年収は「3,563,900円(残業手当含む)」
  • 保育士の男女比率は、「男性5.8%・女性94.2%」
  • 経験年数1~4年の保育士の基本給(所定内賃金)は「23万~25万円」
  • 保育士の給与は、他の産業と比べ少ないが、徐々に改善されてきている

 

それでは、1つずつ詳しく説明していきます。

保育士の男女別平均給与【2018年】

まずは、男女別の平均給与と働き方の違いを見てみます。

性別年齢平均勤続年数月の残業時間月額給与年間賞与年収
32.05.95260,300703,7003,827,300
37.18.24238,000707,9003,563,900
合計36.88.14239,300707,7003,579,300
年収は、残業代等の各種手当を含めた金額となっています。
計算方法は、「月額給与×12ヶ月+年間賞与」です。

 

男性の方が、年齢で5歳低く、勤続年数が3年少ないのに、女性よりも「30万円」程度、年収が高くなっています。

明確な理由はわかりませんが、2018年の「賃金構造基本統計調査」における、保育士さんの男女比率が、

  • 男性 5.8%
  • 女性 94.2%

であることから、男性の場合、「役職者などの給与に平均値が、大きく引っ張られてるのかな?」と思ったりします。

保育士の給与は、他の産業・職種と比べて安いのか?

保育士さんの平均年収「3,579,300円」ですが、

  • 他の産業と比べて安いの?高いの?
  • 保育士さんと近しい産業である、「医療・福祉業界」の職種と比べるとどうなの?

と疑問に思ったので、調べてみました。

 

結果は、次のとおりです・・・(保育士が一番左です)

 

【保育士と産業別平均年収の比較(2018年)】

保育士と産業別平均年収の比較(2018年)

 

【医療・福祉系職種別 平均年収比較(2018年)】

医療・福祉系職種別 平均年収比較(2018年)

 

厚生労働省は、役職者を除く全産業平均年収を「440万円」としていますので、保育士さんの平均年収「3,579,300円」は、かなり安いということになります。

でも、そう思うと、医療・福祉系職種のほとんどが、「440万円」に届いてないんですけどね・・・

 

「もうちょっと、診療報酬・介護報酬を上げようよ・・・」と思うのは、僕だけでしょうか?(笑)

保育士の平均給与の推移「2013~2018年」

次に、保育士さんの平均的な働き方における年間給与(年収)の推移を見てみます。

保育士さんの給与というと、暗い話題が多いように思いますが、明るい話題もあるんですよ。

男性保育士

年齢平均勤続年数月の残業時間月額給与年間賞与年収
201330.24.84225,400529,2003,234,000
201431.46.35239,400636,0003,508,800
201530.95.85238,200604,5003,462,900
201631.36.26248,300657,6003,637,200
201732.46.45254,100723,4003,772,600
201832.05.95260,300703,7003,827,300
年収は、残業代等の各種手当を含めた金額となっております。
計算方法は、「月額給与×12ヶ月+年間賞与」です。

女性保育士

年齢平均勤続年数月の残業時間月額給与年間賞与年収
201334.97.74212,600540,0003,091,200
201435.17.74214,400569,4003,142,200
201535.27.74218,200602,9003,221,000
201636.37.84221,900584,2003,247,000
201736.17.84228,200658,3003,396,700
201837.18.24238,000707,9003,563,900
年収は、残業代等の各種手当を含めた金額となっております。
計算方法は、「月額給与×12ヶ月+年間賞与」です。

 

男女ともに、2013年と2018年で比較すると、「50~60万円」程度の年収アップになっています。

わかりやすくグラフにしてみると、こんな感じです。

保育士の平均年収の推移(男女別)

 

これは、「処遇改善等加算」などによる効果かもしれません。

ただ、子どもを預かるという責任の重さや業務の大変さを思うと、まだまだって感じがしますけどね・・・

 

ちなみに、「処遇改善等加算」とは、次のようなものです。

 

保育士等の処遇改善の推移(厚生労働省)

出典:厚生労働省「保育分野の現状と取組について」

保育士の基本給(所定内賃金)と年間賞与【2018年】

続いて、男女別・経験年数別の基本給の金額です。

転職するときの給与提示は、基本給でされることが多いでしょうから、こっちの金額の方が、働き方(残業時間など)に左右されず、比較がしやすいと思います。

(単位:円)

経験年数
所定内賃金年間賞与年収
1~4年217,700542,2003,154,600
5~9年261,900860,3004,003,100
10~14年288,300963,2004,422,800
15年以上333,5001,217,0005,219,000
全体250,800703,7003,713,300

 

経験年数
所定内賃金年間賞与年収
1~4年207,600577,0003,068,200
5~9年221,700700,6003,361,000
10~14年235,200743,2003,565,600
15年以上266,500959,2004,157,200
全体231,500707,9003,485,900
所定内賃金には、残業手当、日直手当、夜勤手当は含んでいません。
また、年収は「所定内賃金×12ヶ月+年間賞与」にて算出しています。

 

わかりやすくグラフで見てみると、こんな感じになります。

自分のキャリアを考えるときの目安にどうぞ。

保育士の経験年齢別 平均給与(男女別)

まとめ

今回紹介した「保育士の平均給与」は、あくまでも平均値です。

なので、場合によっては、提示された給与額が平均給与から大きく外れることも考えられます。

 

ただ、転職をするときや、キャリアアップを考えるときの「1つの目安」としては、かなり参考になる数値だと思います。

 

ぜひ、あなたの経験が適性に評価されるよう「平均給与額」をベースに、給与などの条件交渉を含め、色々と検討してみてください。

 

ちなみに、

「条件交渉なんて、自分じゃできない・・・」

「希望条件にあう、事業所はどう探したらいいの?」

という人は、人材紹介サービス(マイナビ保育士 など)の利用がオススメです。

 

完全無料で、希望にあった事業所探しから、給与などの条件交渉など、色々とやってくれますよ。

 

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最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

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医療・介護業界で経営管理の仕事をしながら、ブログ「まいぼた」を書いています。

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