記事内に広告が含まれています

保育士の平均給与の推移と比較(経験年数・職種・男女別)【2019年厚労省の調査から】

スポンサーリンク

お金、コイン、時計

この記事では、厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」から、保育士における、

  • 経験年数別、男女別の平均給与額
  • 平均的な働き方(勤続年数、労働時間、残業時間など)
  • 産業別、職種別の平均年収の比較
  • 平均年収の推移(2013年~)

についてまとめています。

 

こんな人に読んでいただけると嬉しいです。

  • 保育士の給与ってどのくらい?
  • 転職するときの給与の目安を知りたい(経験年数などに応じた)
  • 今の給与は、「高いのか?低いのか?」知りたい
  • 保育士の給与って、改善されてるの?
この記事で紹介している一覧表・グラフは、厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」をもとに作成したものです。

 

最新の調査結果(2021年)は、こちらの記事でまとめています。

保育士の平均給料・年収の推移と比較【経験年数・都道府県別(2021年厚労省調査)】
保育士として働いている、または働こうと思っている人なら、誰だって、こんな風に考えると思います。 保育士って、どのくらいの給料がもらえるの? 今、もらっている給料は、高いの?低いの? 将来、どのくらいの給料がもらえるようになるの? 転職すると...

 

保育士(36.7歳)の平均給与は「月額24万円・年間賞与70万円」

まずは、この記事の概要です。

  • 男性保育士(31.9歳、勤続6.2年)の平均年収は「3,827,300円(残業手当含む)」
  • 女性保育士(37.0歳、勤続7.9年)の平均年収は「3,563,900円(残業手当含む)」
  • 保育士の男女比率は、「男性5.8%・女性94.2%」
  • 経験年数1~4年の保育士の基本給(所定内賃金)は「23万~25万円」
  • 保育士の給与は、他の産業と比べ少ないが、徐々に改善されてきている

 

それでは、1つずつ詳しく説明していきます。

保育士の男女別平均給与【2019年】

まずは、男女別の平均給与と働き方の違いを見てみます。

性別 年齢 平均勤続年数 月の残業時間 月額給与 年間賞与 年収
31.9 6.2 5 263,900 724,800 3,891,600
37.0 7.9 4 243,500 699,300 3,621,300
合計 36.7 7.8 4 244,500 700,600 3,634,600
年収は、残業代等の各種手当を含めた金額となっています。
計算方法は、「月額給与×12ヶ月+年間賞与」です。

 

男性の方が、年齢で5歳低く、勤続年数が1.7年少ないのに、女性よりも「27万円」程度、年収が高くなっています。

明確な理由はわかりませんが、2019年の「賃金構造基本統計調査」における、保育士さんの男女比率が、

  • 男性 5.1%
  • 女性 94.9%

であることから、男性の場合、「役職者などの給与に、平均値が大きく引っ張られてるのかな?」と思ったりします。

保育士の給与は、他の産業・職種と比べて安いのか?

保育士さんの平均年収「3,634,600円」ですが、

  • 他の産業と比べて安いの?高いの?
  • 保育士さんと近しい産業である、「医療・福祉業界」の職種と比べるとどうなの?

と疑問に思ったので、調べてみました。

 

結果は、次のとおりです・・・(保育士が一番左です)

 

【保育士と産業別平均年収の比較(2019年)】

産業別 平均年収比較(保育士)2019年

 

【医療・福祉系職種別 平均年収比較(2019年)】

医療・福祉系職種別 平均年収 2019年

 

厚生労働省は、役職者を除く全産業平均年収を「440万円」としていますので、保育士さんの平均年収「3,634,600円」は、かなり安いということになります。

でも、そう思うと、医療・福祉系職種のほとんどが、「440万円」に届いてないんですけどね・・・

 

「もうちょっと、診療報酬・介護報酬を上げようよ・・・」と思うのは、僕だけでしょうか?(笑)

保育士の平均給与の推移「2013~2019年」

次に、保育士さんの平均的な働き方における年間給与(年収)の推移を見てみます。

保育士さんの給与というと、暗い話題が多いように思いますが、明るい話題もあるんですよ。

男性保育士

年齢 平均勤続年数 月の残業時間 月額給与 年間賞与 年収
2013 30.2 4.8 4 225,400 529,200 3,234,000
2014 31.4 6.3 5 239,400 636,000 3,508,800
2015 30.9 5.8 5 238,200 604,500 3,462,900
2016 31.3 6.2 6 248,300 657,600 3,637,200
2017 32.4 6.4 5 254,100 723,400 3,772,600
2018 32.0 5.9 5 260,300 703,700 3,827,300
2019 31.9 6.2 5 263,900 724,800 3,891,600
年収は、残業代等の各種手当を含めた金額となっております。
計算方法は、「月額給与×12ヶ月+年間賞与」です。

女性保育士

年齢 平均勤続年数 月の残業時間 月額給与 年間賞与 年収
2013 34.9 7.7 4 212,600 540,000 3,091,200
2014 35.1 7.7 4 214,400 569,400 3,142,200
2015 35.2 7.7 4 218,200 602,900 3,221,000
2016 36.3 7.8 4 221,900 584,200 3,247,000
2017 36.1 7.8 4 228,200 658,300 3,396,700
2018 37.1 8.2 4 238,000 707,900 3,563,900
2019 37.0 7.9 4 243,500 699,300 3,621,300
年収は、残業代等の各種手当を含めた金額となっております。
計算方法は、「月額給与×12ヶ月+年間賞与」です。

 

男女ともに、2013年と2019年で比較すると、「53~65万円」程度の年収アップになっています。

わかりやすくグラフにしてみると、こんな感じです。

保育士の平均年収の推移 2019年

 

これは、「処遇改善等加算」などによる効果かもしれません。

ただ、子どもを預かるという責任の重さや業務の大変さを思うと、まだまだって感じがしますけどね・・・

 

ちなみに、「処遇改善等加算」とは、次のようなものです。

 

保育士等の処遇改善の推移(厚生労働省)

出典:厚生労働省「保育分野の現状と取組について」

保育士の基本給(所定内賃金)と年間賞与

続いて、男女別・経験年数別の基本給の金額です。

転職するときの給与提示は、基本給でされることが多いでしょうから、こっちの金額の方が、働き方(残業時間など)に左右されず、比較がしやすいと思います。

2019年 賃金構造基本統計調査

(単位:円)

経験年数
所定内賃金 年間賞与 年収
1~4年 231,700 613,200 3,393,600
5~9年 255,700 794,200 3,862,600
10~14年 278,900 1,015,500 4,362,300
15年以上 327,400 1,325,000 5,253,800
全体 254,100 724,800 3,774,000

 

経験年数
所定内賃金 年間賞与 年収
1~4年 216,500 563,700 3,161,700
5~9年 230,400 674,100 3,438,900
10~14年 241,600 750,200 3,649,400
15年以上 268,100 984,800 4,202,000
全体 237,100 699,300 3,544,500
所定内賃金には、残業手当、日直手当、夜勤手当は含んでいません。
また、年収は「所定内賃金×12ヶ月+年間賞与」にて算出しています。

 

わかりやすくグラフで見てみると、こんな感じになります。

保育士の経験年数別 平均年収 2019年

 

なお、参考までに、2018年の調査結果も載せておきます。

比較してみると、全体として、処遇が改善されてきているのがわかると思います。

2018年 賃金構造基本統計調査

(単位:円)

経験年数
所定内賃金 年間賞与 年収
1~4年 217,700 542,200 3,154,600
5~9年 261,900 860,300 4,003,100
10~14年 288,300 963,200 4,422,800
15年以上 333,500 1,217,000 5,219,000
全体 250,800 703,700 3,713,300

 

経験年数
所定内賃金 年間賞与 年収
1~4年 207,600 577,000 3,068,200
5~9年 221,700 700,600 3,361,000
10~14年 235,200 743,200 3,565,600
15年以上 266,500 959,200 4,157,200
全体 231,500 707,900 3,485,900
所定内賃金には、残業手当、日直手当、夜勤手当は含んでいません。
また、年収は「所定内賃金×12ヶ月+年間賞与」にて算出しています。

 

同じく、グラフにしてみると、こんな感じです。

保育士の経験年齢別 平均給与(男女別)

まとめ

今回紹介した「保育士の平均給与」は、あくまでも平均値です。

なので、場合によっては、提示された給与額が平均給与から大きく外れることも考えられます。

 

ただ、転職をするときや、キャリアアップを考えるときの「1つの目安」としては、かなり参考になる数値だと思います。

 

ぜひ、あなたの経験が適性に評価されるよう「平均給与額」をベースに、給与などの条件交渉を含め、色々と検討してみてください。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

ちなみに、転職の際には、必ず、再就職手当の受給を検討しましょう。

再就職手当は、ハローワークから支給される手当で、

  • 2~3ヶ月も休むつもりがない
  • すぐに次の職場を探す予定
  • ハローワークで仕事を探す気がない(人材紹介サービスを使うなど)

という人でも、支給を受けられる場合があります。

 

また、再就職手当は、以前に比べ、給付率が上がったため、結構な金額になってます。

もらわないのはもったいないです。

【関連記事】

再就職手当(失業給付)を満額もらうための3つの注意点と「支給額早見表」

離職票が届く前に手続き可能!失業保険を早くもらう方法【ハローワーク確認】

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

【あわせて読みたい】

人財
スポンサーリンク
こう

医療・介護業界で経営管理の仕事をしながら、ブログ「まいぼた」を書いています。

こうをフォローする
よろしければシェアお願いします
こうをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました