この記事では、賞与(ボーナス)にかかる
- 健康保険料
- 介護保険料
- 厚生年金保険料
- 雇用保険料
を自動計算するエクセルファイルを紹介しています。(自分で作りました)
こんな人に使ってもらえると嬉しいです。
- 社会保険料額を、パッと計算したい
- 仕事で、社会保険手続きを担当している
なお、「賞与にかかる社会保険料額の計算のしかたを知りたい」というなら、こちらの記事がオススメです。
賞与(ボーナス)にかかる「社会保険料額」算出表【2024年4月版】
こんな感じの表になっています。
使い方は、すっごく簡単で「黄色のセル」に
- 被保険者の年齢
- 被保険者の会社の所在地(都道府県)
- 総支給額(賞与1回に対し)
を入力(選択)するだけです。
エクセルファイルのダウンロード(無料)
「賞与(ボーナス)にかかる社会保険料額算出表 2024年4月版」ダウンロード
⇒syouyosyakaihokenryoukeisan2024
「賞与(ボーナス)にかかる社会保険料額算出表 2023年4月版」ダウンロード
⇒syouyosyakaihokenryoukeisan2023
「賞与(ボーナス)にかかる社会保険料額算出表 2022年10月版」ダウンロード
⇒syouyosyakaihokenryoukeisan2022-10
「賞与(ボーナス)にかかる社会保険料額算出表 2022年4月版」ダウンロード
⇒syouyosyakaihokenryoukeisan2022
「賞与(ボーナス)にかかる社会保険料額算出表 2021年度版」ダウンロード
⇒syouyosyakaihokenryoukeisan2021
2020年度版については、こちらからダウンロードできます。
⇒syouyosyakaihokenryoukeisan2020
2019年度版については、こちらからダウンロードできます。
⇒syouyosyakaihokenryoukeisan2019
なお、「毎月の給与から天引きされる、社会保険料の計算はできないの?」という人は、こちらの記事を。
賞与(ボーナス)にかかる「社会保険料額」算出表の使い方
使い方は、ほんと簡単で黄色のセル「1.条件」に、
- 被保険者の年齢
- 被保険者の会社の所在地(都道府県)
- 総支給額(賞与1回に対し)
を入力(選択)するだけです。
入力時の注意点
「被保険者の年齢」は、直接数字を入力します。
「被保険者の会社の所在地(都道府県)」は、プルダウン式にしてありますので、表示される「都道府県」から選択してください。
こんな感じで。
「総支給額(賞与1回に対し)」は、手取り額ではなく、総支給額を入力します。
賞与(ボーナス)にかかる「社会保険料額」算出表の見方
「黄色のセル」への入力をすると、「2.社会保険料(賞与1回に対し)」に、
- 健康保険
- 介護保険
- 厚生年金保険
- 雇用保険
- 合計額
が自動計算されます。
今回の「入力例」では、
- 被保険者の年齢 40歳
- 被保険者の会社の所在地(都道府県) 東京都
- 総支給額(賞与1回に対し) 800,000円
という条件で試算していますので、次のような結果になります。
【自動計算結果(賞与1回に対する社会保険料)】
- 健康保険 39,600円
- 介護保険 6,920円
- 厚生年金保険 73,200円
- 雇用保険 2,400円
- 合計額 122,120円
健康保険料は、都道府県ごとに保険料率が違う
全国健康保険協会の保険料率は、都道府県ごとに違ってきます。
そのため、今回紹介している「賞与(ボーナス)にかかる社会保険料額算出表」では、会社の所在地(都道府県)を選択するようにしています。
健康保険料は、都道府県でどのくらい変わるのか?
2019年度において、健康保険料が一番高いのは、佐賀県で「10.75%」です。
そして、一番低いのは、新潟県の「9.63%」となっています。
その差「1.12%」です。
「総支給額(賞与1回に対し)700,000円」という条件で、健康保険料(月額)を比較してみると、
- 佐賀県 37,625円
- 新潟県 33,705円
となり、1回の賞与に対し「3,920円」の差額となります。
なお、自動計算の結果は、次のとおりです。
【佐賀県】
【新潟県】
なぜ、都道府県ごとに保険料率が違うのか?
全国健康保険協会さんの説明では、こうなってます。
各都道府県の保険料率は、地域の加入者の方の医療費に基づいて算出されており、都道府県ごとに必要な医療費(支出)が異なるため、保険料率の差が生じます。
つまり、疾病予防などの取り組みにより都道府県の医療費が下がれば、その分都道府県の保険料率も下がることになります。
そうした理由を踏まえて保険料率は毎年度改定され、都道府県によって【引上げ】【据え置き】【引下げ】に分かれます。
医療費を下げる取り組みが、保険料の負担を左右するのです。
介護保険料は、40歳以上~65歳未満の人しか給与天引きされない
介護保険料額の計算をするため、「賞与(ボーナス)にかかる社会保険料額算出表」には、「被保険者の年齢」を入力するようにしています。
これは、
- 介護保険料の支払いは40歳以上
- 65歳以上の人の介護保険料は、年金からの天引きか、市区町村への直接支払いになる
という理由からです。
なので、社会保険料額を計算するとき、「被保険者の年齢」を40~64歳以外で入力とすると、介護保険料は0円と表示するようにしてあります。
まとめ
ここで、「賞与(ボーナス)にかかる社会保険料額算出表」の特徴をまとめておきます。
- 使い方が超簡単(年齢、会社の住所、賞与支給額を入力するだけ)
- 都道府県ごとの保険料率で計算ができる
- 年齢に応じて介護保険料額が計算される
社会保険に加入するメリットって大きいんですが、結構、保険料がかかっちゃうんですよね。
ぜひ、「配偶者の扶養を外れるタイミング」や「今後の働き方」を検討するときには、「毎月の給与から引かれる社会保険料」とともに、「賞与(ボーナス)にかかる社会保険料」も試算してみてください。
このファイルを使えば、ほんと簡単に計算できますので。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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