この記事では、出産・育児における
- 産前・産後休業期間
- 育児休業期間
- 出産育児一時金
- 出産手当金
- 育児休業給付金
を自動計算する「エクセルファイル(無料)」を紹介しています。
次のような人に使っていただけると嬉しいです。
- 仕事で社会保険手続きを担当している
- 出産すると、どのくらいお金がもらえるの?
- 出産で、仕事はどのくらい休めるの?(いつから休めるの?)
産休・育休期間および出産育児一時金・出産手当金・育児休業給付金算出表
こんな感じの表にしてみました。
使い方は、すっごく簡単で「黄色のセル」に
- 出産予定日
- 育児休業の予定(必要に応じて、任意の復帰日)
- 月額給与(交通費を含む総支給額)
を入力(選択)するだけです。
エクセルファイルのダウンロード(無料)
「産休・育休期間および出産育児一時金・出産手当金・育児休業給付金算出表 2024年度版」ダウンロード
なお、動作確認を徹底したつもりですが、利用については各自の責任でお願いします。
産休・育休期間および出産育児一時金・出産手当金・育児休業給付金算出表の使い方
使い方は、ほんと簡単で「1.条件」に、
- 出産予定日
- 育児休業の予定(必要に応じて、任意の復帰日)
- 月額給与(交通費を含む総支給額)
を入力(選択)するだけです。
入力方法と注意点
入力箇所は、「黄色のセル」のみです。
「出産予定日」は、日付を入力します。
「育児休業の予定」については、プルダウン式にしてありますので、
- 子供が1歳の時点で復帰
- 任意で復帰日を設定
の2つから選択してください。
こんな感じです。
「任意で復帰日を設定」を選択した場合のみ、「任意の復帰日」を入力します。
なお、「子供が1歳の時点で復帰」を選択した場合は、「任意の復帰日」の入力は不要です。
「月額給与(交通費を含む総支給額)」は、「直近の月額給与」を入力します。
本来であれば、
- 出産手当金は、「支給開始前(12ヶ月)の平均標準報酬月額」
- 育児休業給付金は、「育児休業開始前6ヶ月間の賃金合計額」
をもとに支給額の計算をしますが、このファイルでは入力を簡略化するために、「直近の月額給与」としています。
支給額の計算について、詳しくは、こちらの記事を。
計算結果の見方
「1.条件(黄色のセル)」への入力をすると、
- 産前休業期間
- 産後休業期間
- 育児休業期間
- 出産育児一時金
- 出産手当金
- 育児休業給付金
- 支給合計額
が自動計算されます。
この計算結果は、
- 出産予定日 2019/4/1
- 子供が1歳の時点で復帰
- 月額給与 300,000円
という条件で試算していますので、次のような結果となります。
【自動計算結果】
- 産前休業期間 2019/2/19 ~ 2019/4/1
- 産後休業期間 2019/4/2 ~ 2019/5/27
- 育児休業期間 2019/5/28 ~ 2020/3/31
- 出産育児一時金 420,000円
- 出産手当金 653,366円
- 育児休業給付金 1,821,000円
- 支給合計額 2,894,366円
出産手当金・育児休業給付金の「1日あたりの支給額」
「産休・育休期間および出産育児一時金・出産手当金・育児休業給付金算出表」では、
- 出産手当金
- 育児休業給付金
の1日あたりの支給額を表示(自動計算)するようにしています。
もし、男性が育児休業を取得する場合など、1日あたりの支給額を知りたい場合は、育児休業給付金の「支給条件」の欄を確認してください。
「支給日額 × 育児休業した日数」で支給額が計算できますので。
なお、育児休業給付金の「支給日額①・②」については、
- 育児休業開始日から180日までは、①を適用
- 181日から職場復帰前日までが、②を適用
となります。
入力に不備や誤りがある場合は、エラーが表示される
こんなときは、計算結果がエラーになります。
「任意で復帰日を設定」を選択しているのに、「任意の復帰日(日付)」入力がない
「任意の復帰日」が、出産予定日より前
【関連記事】
まとめ
ここで、「産休・育休期間および出産育児一時金・出産手当金・育児休業給付金算出表」の特徴について、まとめておきます。
- 使い方が簡単(出産予定日、育児休業の予定、月額給与を入力するだけ)
- 職場への復帰日を指定して計算できる
- 出産手当金、育児休業給付金の1日あたりの支給額を計算できる
現在の「出産・育児に係る制度」は、非常に手厚くなっていますので、利用しないのは、もったいないです。
ぜひ、「出産を予定している」または「子どもが欲しいな~」と考えているなら、各種給付金(受給条件を含め)について、調べてみてください。
出産をするときに、
- 支給されるお金
- 仕事を休める期間
- 出産・育児にかかる、社会保険料や税金の取扱い
がわかっていると、出産に対する経済的な不安を軽減できると思いますので。
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最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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