記事内に広告が含まれています

【2019年】理学・作業療法士の平均給与額(年齢・経験年数・事業規模別)

スポンサーリンク

お金、コイン、時計、給付金

この記事では、厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」結果をもとに、

  • 理学療法士・作業療法士の平均給与(年齢・経験年数、男女、事業所の規模別)
  • 理学療法士・作業療法士の平均的な働き方(勤続年数、労働時間、残業時間など)
  • 他の医療・介護職種と比べ、薬剤師の給与は高いのか?低いのか?(他職種との給与比較)

についてまとめています。

 

こんな人に読んでいただけると嬉しいです。

  • 理学療法士・作業療法士の給与ってどのくらい?
  • 転職するときの給与の目安を知りたい
  • 現在、貰っている給与が「高いのか?低いのか?」知りたい
この記事で紹介している一覧表は、厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」をもとに作成したものです。

 

最新の調査結果(2021年)は、こちらの記事でまとめています。

PT・OT・STの給料(年収)とは?【経験年数・訪問事業所・都道府県別(厚労省調査)】

理学療法士・作業療法士(33歳)の平均給与は「月額29万円、年間賞与65万円」

まずは、この記事の概要です。

  • 33.3歳、勤続6.2年の理学療法士・作業療法士の平均年収は「4,096,400円(残業手当含む)」
  • 理学療法士・作業療法士の平均給与(年収)は、男女間で「約30万円」の違いがある
  • 月の平均残業時間は「5~6時間」
  • 事業所の規模は小さい方が年収は高いが、年齢層が高いうえ、労働時間が長い
  • 経験年数1~4年の理学療法士・作業療法士の基本給(所定内賃金)は「24~25万円」
  • 理学療法士・作業療法士の給与のピークは「50~59歳」
  • 医療・介護系職種では、薬剤師の給与が1位(医師を除く)

 

それでは、「賃金構造基本統計調査」結果について紹介していきます。

理学療法士・作業療法士の男女別平均給与【令和元年(2019年)】

まずは、男女別の平均給与と働き方の違いを見てみます。

性別 年齢 平均勤続年数 月の労働時間 月の残業時間 支給額 年間賞与 年収
33.3 6.1 160 5 297,200 655,400 4,221,800
33.2 6.3 157 5 275,600 635,500 3,942,700
合計 33.3 6.2 158 5 287,500 646,400 4,096,400
年収は、残業代等の各種手当を含めた金額となっています。
計算方法は、「支給額×12ヶ月+年間賞与」です。

 

年齢や働き方はほぼ同じなのに、男女間で「30万円」ほどの違いがありますね。

理学療法士・作業療法士の事業所の規模別平均給与【令和元年(2019年)】

次に、「事業所の規模(労働者数)の違いで、どれだけ給与が違うのか?」を見てみます。

労働者数 年齢 平均勤続年数 月の労働時間 月の残業時間 支給額 年間賞与 年収
10~99人 37.1 6.2 164 4 310,400 561,800 4,286,600
100~999人 32.8 6.2 158 4 282,100 628,100 4,013,300
1000人以上 32.4 6.3 155 8 288,300 734,800 4,194,400

合計

33.3 6.2 158 5 287,500 646,400 4,096,400
年収は、残業代等の各種手当を含めた金額となっています。
計算方法は、「支給額×12ヶ月+年間賞与」です。

 

見てのとおり、「事業所の規模(労働者数)」は、労働時間、年齢層、給与にかなりの違いがみられます。

 

まず、年収についてですが、

  • 労働者100~999人の事業所「4,013,300円」
  • 労働者10~99人の事業所「4,286,600円」

となっており、労働者の少ない事業所の給与が一番高くなっています。

その差、約27万円です。(月2万円以上違うってことです)

 

これだけ見ると、

「訪問リハ(訪問看護)などの小さめの事業所で働こう!」

ってなっちゃいますが、年齢層や労働時間を見ると、印象がガラッと変わります。

 

年齢層は、

  • 労働者100人以上の事業所 32~33歳
  • 労働者10~99人の事業所 37歳

と4~5歳の差があります。

 

月の労働時間は、

  • 労働者1,000人以上の事業所「155時間」
  • 10~99人の事業「164時間」

と9時間の違いがあります。(毎月1日以上多く働いてることになります)

勤続年数と月の残業時間は、ほぼ違いはありません。

 

これらのことから、

  • 理学療法士・作業療法士さんは、新卒時に「大きめの病院」で経験を積む
  • 30歳前後で転職をする人が比較的多い
  • 30歳前後の転職では、訪問リハビリなどの小さい事業所を、転職先に選択する人が増える
  • 小さい事業所は、「有給休暇の取得状況」や「そもそもの休日が少ない」などの影響により、労働時間が長くなる場合がある

と言えそうです。

理学療法士・作業療法士の平均給与の推移「2013~2019年」

次は、平均的な働き方における年間給与(年収)の推移です。

年齢 平均勤続年数 月の労働時間 月の残業時間 支給額 年間賞与 年収
2013 30.7 4.8 163 5 277,300 637,400 3,965,000
2014 31.3 4.8 162 4 274,000 609,400 3,897,400
2015 31.5 5.3 162 5 284,000 639,900 4,047,900
2016 31.8 5.3 163 5 280,700 701,200 4,069,600
2017 32.7 5.7 164 6 284,100 639,900 4,049,100
2018 32.9 6.1 163 6 285,200 662,200 4,084,600
2019 33.3 6.2 158 5 287,500 646,400 4,096,400
年収は、残業代等の各種手当を含めた金額となっております。
計算方法は、「支給額×12ヶ月+年間賞与」です。

 

グラフにすると、こんな感じです。

理学療法士・作業療法士の平均年収の推移(2013~2019年)

 

直近の2019年だと、33.3歳で平均年収が「4,096,400円」となっています。

全体としては、徐々に上がっていますが、年齢層と勤続年数も上がっているので、なんとも言えませんね・・・

理学療法士・作業療法士の基本給(所定内賃金)と年間賞与【経験年数別・男女別】

続いては、経験年数別の基本給の金額です。

転職するときの給与提示は、基本給でされることが多いでしょうから、こっちの金額の方が、働き方(長時間の残業など)に左右されず、比較がしやすいと思います。

令和元年(2019年)賃金構造基本統計調査

(単位:円)

経験年数
所定内賃金 年間賞与 年収
1~4年 253,900 535,400 3,582,200
5~9年 284,500 715,500 4,129,500
10~14年 314,900 781,500 4,560,300
15年以上 346,100 981,900 5,135,100
全体 285,300 655,400 4,079,000

 

経験年数
所定内賃金 年間賞与 年収
1~4年 244,600 615,100 3,550,300
5~9年 258,700 592,100 3,696,500
10~14年 285,500 737,000 4,163,000
15年以上 305,800 919,700 4,589,300
全体 265,900 635,500 3,826,300
所定内賃金には、残業手当、日直手当、夜勤手当は含んでいません。
また、年収は「所定内賃金×12ヶ月+年間賞与」にて算出しています。

 

わかりやすく、グラフしてみます。

理学療法士・作業療法士 経験年数別 平均年収 2019年

 

経験年数1~4年の理学療法士・作業療法士の基本給(所定内賃金)は「24~25万円」になっています。

新卒の理学・作業療法士さんは、この金額を目安に就職活動をするのも「あり」だと思います。

うちの病院の初任給(PT・OT・ST)もほぼ同額ですし。

 

なお、参考までに、平成30年(2018年)と平成29年(2017年)の調査結果も載せておきます。

2018年と比較すると、若干下がっているような・・・(経験年数にもよりますが)

平成30年(2018年) 賃金構造基本統計調査

(単位:円)

経験年数
所定内賃金 年間賞与 年収
1~4年 250,900 587,600 3,598,400
5~9年 276,800 700,100 4,021,700
10~14年 306,000 882,100 4,554,100
15年以上 364,500 867,200 5,241,200
全体 279,300 662,700 4,014,300

 

経験年数
所定内賃金 年間賞与 年収
1~4年 246,300 677,600 3,633,200
5~9年 257,500 615,200 3,705,200
10~14年 282,800 659,700 4,053,300
15年以上 313,400 880,900 4,641,700
全体 267,100 661,600 3,866,800
所定内賃金には、残業手当、日直手当、夜勤手当は含んでいません。
また、年収は「所定内賃金×12ヶ月+年間賞与」にて算出しています。

平成29年(2017年) 賃金構造基本統計調査

(単位:円)

経験年数
所定内賃金 年間賞与 年収
1~4年 251,800 593,800 3,615,400
5~9年 273,400 718,000 3,998,800
10~14年 312,000 789,500 4,533,500
15年以上 353,400 899,200 5,140,000
全体 277,300 648,200 3,975,800

 

経験年数
所定内賃金 年間賞与 年収
1~4年 242,800 594,300 3,507,900
5~9年 262,400 651,500 3,800,300
10~14年 282,800 751,000 4,144,600
15年以上 322,300 915,000 4,782,600
全体 266,400 630,700 3,827,500
所定内賃金には、残業手当、日直手当、夜勤手当は含んでいません。
また、年収は「所定内賃金×12ヶ月+年間賞与」にて算出しています。

理学療法士・作業療法士の給与(年収)のピーク年齢は「50~59歳」

令和元年(2019年)の理学療法士・作業療法士の年齢別平均年収は、次のようになっています。

 

【理学療法士・作業療法士 年齢別平均年収一覧表(2019年)】

年齢 平均年収(単位:円)
男性 女性
20~24歳 3,116,500 3,116,600
25~29歳 3,731,800 3,651,400
30~34歳 4,056,700 3,762,200
35~39歳 4,551,300 4,046,600
40~44歳 4,717,900 4,403,000
45~49歳 4,992,700 4,621,900
50~54歳 5,651,800 4,769,900
55~59歳 5,479,600 5,230,500
60~64歳 4,427,100 4,064,000
65~69歳 4,323,000 3,147,200
この表の平均年収には、残業手当、日直手当等は含んでいません。

 

わかりやすく、グラフにするとこんな感じです。

理学・作業療法士の年齢別 平均年収(男女別)2019年

 

この表によると、理学療法士・作業療法士さんの給与のピークは、

  • 男性50~54歳「5,651,800円」
  • 女性55~59歳「5,230,500円」

ということになります。

 

給与のピーク年齢については、医療・介護系の他の職種とほぼ変わりはないですね。

医療・介護系職種の給与比較【令和元年(2019年)】

最後は、「理学療法士・作業療法士の給与は、医療・介護職の中で、高いのか?低いのか?」についてです。

 

【医療・介護系職種 平均年収一覧(医師を除く)】

医療・福祉系職種別 平均年収 2019年(医師なし)

 

医療・介護系職種の中では、薬剤師の給与(年収)が1位です。

理学療法士・作業療法士は、ちょうど真ん中ぐらいになっています。

 

また、医師(歯科医師)を入れると、こんな感じになります。

 

【医療・介護系職種 平均年収一覧(医師を含む)】

医療・福祉系職種別 平均年収 2019年(医師あり)

 

やっぱ、医師は別格ですね。

グラフの雰囲気が、ガラッと変わっちゃいますしね・・・

 

なお、詳細な金額は次のとおりです。

【医療・介護系職種 平均年収一覧表(2019年)】

職種 平均給与
男性 女性
医師 12,269,400 10,163,500
歯科医師 6,523,300 4,729,200
薬剤師 6,006,000 5,356,600
看護師 4,960,800 4,813,600
准看護師 4,249,100 4,006,100
看護補助者 3,281,300 2,986,500
診療放射線技師 5,204,300 4,640,200
臨床検査技師 5,012,500 4,453,300
理学・作業療法士 4,221,800 3,942,700
歯科衛生士 3,084,400 3,707,400
栄養士 3,693,400 3,558,900
保育士 3,891,600 3,621,300
介護支援専門員 4,240,500 3,811,100
ホームヘルパー 3,679,600 3,166,000
福祉施設介護員 3,715,500 3,320,000
この表の平均年収は、残業代等の各種手当を含めた金額となっています。

まとめ

今回紹介した「理学療法士・作業療法士の平均給与」は、あくまでも平均値です。

なので、場合によっては、提示された給与額が平均給与から大きく外れることも考えられます。

 

ただ、就職・転職をするときの「1つの目安」としては、かなり参考になる数値だと思います。

提示された給与が「高いのか?安いのか?」また「どのくらいの給与額を希望していいのか?」がわかりますので。

 

ぜひ、あなたの経験が適性に評価されるよう「平均給与額」を目安に、給与などの条件交渉を行ってみてください。

 

ちなみに、転職の際には、必ず、再就職手当の受給を検討しましょう。

再就職手当は、ハローワークから支給される手当で、

  • 2~3ヶ月も休むつもりがない
  • すぐに次の職場を探す予定
  • ハローワークで仕事を探す気がない(人材紹介サービスを使うなど)

という人でも、支給を受けられる場合があります。

 

また、再就職手当は、以前に比べ、給付率が上がったため、結構な金額になってます。

もらわないのはもったいないです。

【関連記事】

再就職手当(失業給付)を満額もらうための3つの注意点と「支給額早見表」

離職票が届く前に手続き可能!失業保険を早くもらう方法【ハローワーク確認】

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

【あわせて読みたい】

人財
スポンサーリンク
こう

医療・介護業界で経営管理の仕事をしながら、ブログ「まいぼた」を書いています。

こうをフォローする
よろしければシェアお願いします
こうをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました