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【薬剤師の転職】人材紹介(エージェント)サービスの複数利用をオススメする理由

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薬剤師、薬、錠剤、クマの人形のアップ

この記事では、薬剤師さんの転職は、

  • なぜ、人材紹介(エージェント)サービスの複数利用が基本なのか?
  • なぜ、求人サイトへの登録は不要なのか?

について紹介しています。

 

こんな人に、読んでいただけると嬉しいです。

  • 初めての転職で、どうしていいいかわからない
  • なかなか、希望の職場に出会えない
  • 入職してみたら、聞いていた内容とぜんぜん違った
  • 人材紹介(エージェント)サービスって、たくさんあるけど、どこがオススメなの?
この記事は、医療・介護施設で、薬剤師の採用を5年以上担当し、すっごく苦労した経験をもとに書いています。

1つに絞るメリットなし!薬剤師の転職は、人材紹介サービスの複数利用が基本

まずは、「なぜ、人材紹介(エージェント)サービスを複数利用する必要があるのか?」ですが、

  • 人材紹介サービスによって、紹介できる事業所(病院など)に違いがある
  • 複数の人材紹介会社が紹介してくれた事業所は、あなたにとって最高の職場
  • キャリアアドバイザー(担当者)の能力と相性がすっごく重要

という理由からです。

 

それでは、1つずつ紹介していきます。

人材紹介サービスによって、紹介できる事業所(病院など)に違いがある

人材紹介会社さんは、原則、紹介先の事業所(病院や調剤薬局など)と、契約を締結してからサービスを行います。

なので、そもそも契約を締結していない事業所については、あなたにぴったりの職場(病院など)があったとしても紹介してくれません。

人材紹介会社さんが、契約してない事業所を紹介しないのは、紹介料(売上)がもらえないからです。

 

また、人材紹介会社さんには、

  • 病院の求人に強い
  • 調剤薬局の求人に強い
  • サポートが手厚い
  • 求人数(未公開求人)が多い

など、サービスの強み(紹介先の得意分野など)にバラつきがあります。

 

よって、人材紹介サービスを1つに限定してしまうってことは、

  • せっかくの「強み」を利用できない
  • あなたの希望にぴったりの病院があるのに、その病院を知るチャンスを逃してしまう

ってことになりかねません。

 

これって、すっごくもったいないことだと思いませんか?

せっかく、無料で利用できるのに・・・

 

結果、人材紹介(エージェント)サービスは複数利用がオススメなんです。

 

なお、うちの場合は、薬剤師の人材紹介会社さんを6社利用しましたが、紹介していただけた件数に、かなり「ばらつき」がありました。

なかには、2年以上、全く紹介してくれなかった業者さんもいます。

 

ほんと、「人材紹介会社さんによって、ぜんぜん違うんだな~」って実感します。

 

【関連記事】

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複数の人材紹介会社が紹介してくれた事業所(病院など)は、あなたにとって最高の職場

人材紹介会社さんには、求人者と求職者をマッチングする関係上、「紹介責任」が伴います。

 

もうちょっとわかりやすく言うと、

  • 求職者(薬剤師)に、できるだけ「いい病院」を紹介したい
  • 求人者(事業所)に、できるだけ「いい人材」を紹介したい

という「気持ち」と「責任」があるってことです。

サービスの性質上、「いい病院」や「いい人材」が紹介できなければ、その人材紹介サービスは利用されなくなりますので、「紹介責任」を意識してサービス提供をすることはすっごく大切なことなんです。

 

なので、人材紹介会社さんからすれば、できるだけ求職者さんの希望条件にあった「働きやすい病院」を紹介したいと思っています。

 

そんな「紹介責任」が伴う人材紹介サービスにおいて、

登録した複数の人材紹介会社が、全く同じ事業所を紹介してきたとしたら、その事業所は、あなたにとって最高の転職先ってことになりませんか?

 

だって、各社・複数のキャリアアドバイザー(紹介担当者)さんが、自信を持って紹介できる職場ってことなんですから。

 

結果、「人材紹介サービスを複数利用する」ってことは、あなたに一番あった職場(病院など)を見つけやすくするってことなんです。

キャリアアドバイザー(担当者)の能力と相性がすっごく重要

人材紹介サービスの質は、紹介先を提案してくれる「キャリアアドバイザー(紹介担当者)」さんの能力に、かなり左右されます。

 

なので、残念な担当者さんに当たってしまうと、

  • こんなはずじゃなかったのに
  • 聞いてた話と違う
  • ぜんぜん、転職先を紹介してくれない

ってことが起こります。

 

また、担当者さんとの相性もすっごく重要で、

  • 自分の業績を優先
  • 会社の都合で話す
  • 超上から目線
  • 最終的には「逆ギレ」

なんていう担当者さんもいます。(僕の経験上です)

 

転職って、今後の人生を左右する、すっごく大きなイベントです。

なので、「できれば、失敗したくない!」と誰でも思っているはず。

 

人材紹介サービスとは、そんな転職の失敗を極力減らすための1つの手段です。

そして、人材紹介サービスを複数利用するってことは、失敗のリスクを分散し、さらに下げるってことなんです。

「この人、あわないな~」って思う、紹介担当者にあたってしまったら、そのサービスの利用をやめればいいだけなので。

 

なお、人材紹介(エージェント)サービスは、キャンセル料も違約金もかかりませんので、安心して利用できます。

薬剤師は、エージェントサービス(人材紹介会社)以外では採用できない!?

次に、「なぜ、薬剤師の転職では、求人サイトの登録が不要なのか?」についてです。

 

僕は、薬剤師さんの採用をするために、色々な採用ツールを使ってきました。

たとえば、

  • 新聞折込チラシ
  • ハローワーク
  • 求人サイト
  • 人材紹介サービス(転職支援サービス)
  • 大学・専門学校・高校などへの求人依頼

など、薬剤師さんの採用のため、思いつく限りはなんでも利用してきました。

 

でも、薬剤師さんの応募をいただけた採用ツールは、たった1つしかありません。

 

それは、

エージェントサービス(人材紹介会社)

です。

 

もちろん、求人のタイミングや条件的な影響もあったとは思いますが、エージェントサービス(人材紹介会社)以外の採用ツールでは、たった1件の応募もなかったんです。

 

ちなみに、

「なんで、病院が薬剤師を採用できなかったことと、求職者に人材紹介サービスをオススメするのに関係があるの?」

と思うかもしれませんが、

 

それが、関係ありまくりなんです。

 

なぜなら、そもそも、新聞折込広告や求人サイトを利用するには、費用がかかります。

色々なプランがありますが、10~30万円が相場です。(成功報酬型の求人サイトを除きます)

 

なので、病院としては、同じお金をかけるなら、効果的な採用ツールを使いたいわけです。

求人広告を出したとしても、誰も採用できなければ、お金(10~30万円)をただ捨ててるだけですし。

 

つまり、何が言いたいかというと、

「採用確率の低い採用ツールに、求人依頼をしない」

ってことなんです。

 

結果、「人材紹介サービスでしか採用できないと思っている事業所(病院など)」は、そもそも、人材紹介サービス以外の採用ツールを使わないので、自然と求人数(情報量)に違いが出てきます。

 

僕が、薬剤師さんの転職において、求人サイトへの登録をオススメしないのは、そういう理由からです。

うちの場合は、費用のかかる「求人サイト」は一切使っていません。(応募をいただけた実績がないので・・・)

人材紹介サービスは、「成功報酬型」のため採用が決まるまで費用はかからない

人材紹介(エージェント)サービスを、ほとんどの事業所(病院など)が利用するのには、もう1つ大きな理由があります。

それは、

「職員の採用(入職)が決まるまで、費用が全くかからない!」

ってことです。

 

たとえば、薬剤師さんの求人依頼をして、20人、30人と薬剤師さんを紹介されたとしても、病院側が採用を決めない限り1円もかからないのです。

 

つまり、病院側からすれば、無料で、いい人材を探し続けることができるんです。

実は、人材紹介サービスって、採用側にとっても、すっごくありがたいサービスなんです。

 

結果、利用する事業所(病院など)が多くなり、人材紹介サービスの情報量(求人数)はどんどん増えていきます。

 

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オススメは、「ファルマスタッフ」「薬キャリエージェント」「マイナビ薬剤師」の3つ

うちの病院で、よく利用させていただいている人材紹介(エージェント)サービスのなかで、オススメの3社を紹介します。

無料で利用できますので、情報収集という意味でも、損はないと思います。

ファルマスタッフ「株式会社メディカルリソース」

まず1つ目は、「ファルマスタッフ」さんです。

ここのスゴイ所は、キャリアアドバイザー(紹介担当者)さんが紹介先のすべての事業所(病院など)に直接訪問し、その事業所をチェックしてるってことです。

 

「え!?そんなの、あたりまえじゃないの???」

って思うかもしれませんが、ぜんぜんあたりまえじゃないんです!!

 

僕は、色々な人材紹介会社さんとやりとりをしていますが、ほとんどの会社は、紹介担当者が、病院を見に来たことがありません。

つまり、人材紹介サービスの担当者が、その病院に行ったことがないのに、ホームページや求人票の情報だけで、その病院をオススメしてるってことなんです。

 

「はーーーー!?そんなんで、オススメって言えるの???」

って思うかもしれませんが、それが人材紹介業界の現実です。

 

まぁ、なかには面接に同行し、病院の情報を集めている所もありますが、それもごくわずかな紹介会社さんだけです。

 

でも、「ファルマスタッフ」さんは、担当者が病院(事業所)へ訪問し、

  • 職場の雰囲気
  • 薬局長や職員の人柄
  • 詳細な仕事の内容
  • 労働環境
  • 仕事の忙しさ、残業の多さ

など、ホームページや求人票ではわからない情報(定性情報)をしっかりと把握しています。

うちの病院も、「ファルマスタッフ」の担当者さんが来院し、薬局長や他の薬剤師にインタビューをしていきました。

 

やはり、情報量が多いというのは、転職支援を行う上で、最も重要な要素です。

「情報収集」という意味でも、外せない1社です。

ぜひ、チェックしてみてください。

 

「ファルマスタッフ」の公式サイトはこちら。

ファルマスタッフ

薬キャリエージェント「エムスリーキャリア株式会社」

2つ目は、病院系の求人に強いと評判の「薬キャリエージェント」さんです。

特徴としては、

  • 業界最大級!6万件以上の求人情報数
  • 病院や調剤薬局の求人に強い

って感じです。

 

実際に、うちの病院で薬剤師さんの紹介を依頼したとき、一番紹介をいただけたのが「薬キャリエージェント」さんでした。

なので、病院の求人に強いというのは、間違いないです。

ぜひ、チェックしてみてください。

 

「薬キャリ」の公式サイトはこちら。

薬キャリエージェント

マイナビ薬剤師

最後は、誰でも知ってる「マイナビ」さんです。

説明不要の超大手ですね。

 

特徴としては、

  • 5年連続「利用者満足度No.1」で、サポートが厚い
  • 1人あたり平均紹介求人数は、約18.0件
  • 人材関連サービスを40年以上行っている安心感
  • 全国の地域情報をシステム化しているので、地方にも強い

って感じです。

マイナビ薬剤師さんを利用した、友人の話によると、どこよりも多く病院(事業所)を紹介してくれたとのことでした。

 

ぜひ、チェックしてみてください。

 

「マイナビ薬剤師」の公式サイトはこちら。

マイナビ薬剤師

エージェントサービスの複数登録を否定する人材紹介会社は、オススメできない

人材紹介会社さんのなかには、

  1. エージェントサービスの複数登録を推奨する
  2. エージェントサービスを1つに絞るように誘導する

という2つの会社があります。

 

もし、あなたが登録したエージェントサービスが、2の「エージェントサービスを1つに絞るように誘導する会社」だったら、注意が必要です。

 

なぜなら、複数登録を否定する会社さんは、ぜんぜん、あなたのことを想っていないからです。

 

だって、他のエージェントサービスを使わせないようするなんて、担当者が自分の利益を優先してるのが見え見えじゃないですか?

しかも、「自分(自社)のサービスに自信がない」って言っているようなものですし。

会社の方針かもしれないので、なんとも言えませんが・・・

 

エージェントサービスに限ったことではありませんが「サービス」って、実際に使ってみないとわからないことが多いです。

なので、「できるだけたくさんの人に自社のサービスを利用してほしい」と考えている紹介会社さんの方が健全な気がします。

「サービスの質で、勝負してる」って感じがしますし。

 

結果、「エージェントサービスの複数利用を推奨している、人材紹介会社さんを使ったほうがいいよ」って、僕は思います。

薬剤師(39歳)の平均給与は「月額40万円・年間賞与83万円」

厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」から、薬剤師さんの平均給与を載せておきます。

転職するときの目安にしてみてください。

  • 39.4歳、勤続7.9年の薬剤師の平均年収は「5,616,500円(残業手当含む)」
  • 薬剤師の平均給与(年収)は、男女間で約65万円の違いがある
  • 月の平均残業時間は「11~14時間」
  • 事業所の規模が小さいほど、薬剤師の給与は高くなる傾向がある
  • 薬剤師の給与は、地方の方が高くなる傾向がある
  • 経験年数1~4年の薬剤師の基本給(所定内賃金)は「30万~34万円」
  • 薬剤師の給与のピークは「50~59歳」

 

「もっと詳しく知りたい~」という人は、こちらの記事を。

薬剤師の平均年収(給与)とは?【年齢・経験年数・事業規模・地域・開設者別】
この記事では、厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」と「医療経済実態調査」の結果をもとに、 薬剤師の平均給与(年齢・経験年数・事業規模・男女・開設者・都道府県別) 薬剤師の平均的な働き方(勤続年数・労働時間・残業時間など) 他の医療・介護職種...

まとめ

ここで、「薬剤師さんにオススメしたい転職術(方法)」について、まとめておきます。

  • 人材紹介(エージェント)サービスを複数登録し、各社の強みを活用する
  • 複数のキャリアアドバイザーがオススメする「最高の職場」を見つける
  • 相性のあわない担当者とは、「やりとり」をしない
  • オススメの人材紹介サービスは、「ファルマスタッフ」「薬キャリ」「マイナビ薬剤師」の3つ
  • 「エージェントサービスを1つに絞るように誘導する会社」は使わない

 

人材紹介(エージェント)サービスは、転職するときの希望条件が多い人ほど、利用したほうがいいです。

なぜなら、豊富な情報(求人)の中から、キャリアアドバイザー(紹介担当者)さんが、あなたの細かな希望(ニーズ)にあった職場を探してくれるからです。

個人では集めることが難しい「職場の内部情報」などもありますし。

僕としては、「子育て中のママさん薬剤師」に特にオススメしています。

 

ぜひ、転職の際には、エージェントサービス(人材紹介会社)を複数登録し、おもいっきり活用してみてください。

 

なお、再就職(転職)の際に、一定の条件を満たすことで、ハローワークから「再就職手当」という給付金を受け取ることができます。

薬剤師さんの場合、かなり高い確率で給付を受けられますので、必ず、手続きを行ってください。

貰わないのは、もったいないので。

 

詳しくは、こちらの記事を。

もらい忘れてない?看護師の転職こそ「再就職手当」をもらおう【パート勤務でも可】
転職するとき、ハローワークを利用していますか? 看護師さんの場合、ほとんどの人が利用していないと思うのですが・・・(僕の経験則です) もし、そうだとすると、雇用保険から貰えていたはずの給付金(再就職手当)を受け取っていない可能性が高いです。...

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

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医療・介護業界で経営管理の仕事をしながら、ブログ「まいぼた」を書いています。

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