この記事では、
「医療・福祉職における平均給与額を算出するエクセルファイル」
を紹介しています。
こんな人に使ってもらえると嬉しいです。
- 今、もらっている給料は、高いの?低いの?
- 将来、どのくらいの給料がもらえるようになるの?
- 転職するときの給料の目安を知りたい
- 他の職種はどのくらいの給与なの?
医療・福祉職別 平均給与等算出表【令和3年】
こんな感じの表になっています。
使い方は、「黄色のセル」をプルダウンで、選択するだけです。
すっごく、簡単です。
エクセルファイルのダウンロード(無料)
「医療・福祉職別平均給与等算出表 令和3年版」ダウンロード
「医療・福祉職別平均給与等算出表」の使い方
使い方は、ほんと簡単で黄色のセル「1.条件」の
- 職種
- 都道府県
をプルダウンで、選択するだけです。
こんな感じです。
【職種】
【都道府県】
職種は医療・福祉職に限定している
「医療・福祉職別平均給与等算出表」で選択できる職種は、次のとおりです。
- 医師
- 歯科医師
- 薬剤師
- 保健師
- 看護師
- 准看護師
- 診療放射線技師
- 臨床検査技師
- 理学療法士,作業療法士,言語聴覚士,視能訓練士
- 歯科衛生士
- 歯科技工士
- 栄養士
- 保育士
- 介護支援専門員(ケアマネージャー)
- 介護職員(医療・福祉施設等)
- 訪問介護従事者
- 看護助手
「医療・福祉職別平均給与等算出表」の見方
「黄色のセル」の選択をすると、「2.平均給与等一覧」に、
- 選択した職種の全体平均
- 男女別
- 事業所規模別
- 経験年数別
- 年齢別
- 都道府県別
の平均的な働き方と平均給与額が自動で表示(算出)されます。
こんな感じです。
【算出結果の注意点】
- 給与額(月)は、残業手当、夜勤手当などの各種手当を含む
- 所定内給与額は、残業手当、夜勤手当などの各種手当は含まない
- 年収額は、残業手当、夜勤手当などの各種手当を含む(経年年数別年収額を除く)
- 経験年数別の年収額は、残業手当、夜勤手当などの各種手当は含まない
平均給料・年収の推移と比較【医療・福祉職種】
「医療・福祉職別平均給与等算出表」を活用し、職種ごとの平均給料(年収)について、次のような項目に分けて、比較・分析をしています。
- 年齢
- 経験年数
- 男女
- 年間推移
- 都道府県
- 他の医療職種との給料比較
また、各職種の
「平均的な働き方(労働時間や残業時間など)」
「就職・転職市場はどうなっているか?(人手不足の状況)」
についても厚生労働省などの資料をもとに紹介しています。
ぜひ、あなたの経験や頑張り(能力)が適性に評価されているか、チェックしてみてください。
薬剤師
薬剤師の平均的な働き方、給与(年収)は次のようになっています。
- 41.1歳、勤続8.9年の薬剤師の平均年収は「5,805,400円(残業手当含む)」
- 月の平均残業時間は「10~13時間」
- 薬剤師の給与は、診療所が一番高い!?
- 管理薬剤師の年収は、一般の薬剤師と比べ「200~320万円」高い
- 経験年数1~4年の薬剤師の基本給は「30万~35万円」
- 薬剤師の給与のピークは「50~54歳」
- 医療・介護系職種では、薬剤師の給与がダントツ1位(医師を除く)
- 全体の「58.7%」の薬剤師が、薬局で働いている
- 薬剤師は人手不足で就職・転職しやすい(有効求人倍率1.91倍)
【詳細記事】
詳しくは、こちらの記事を。
歯科衛生士
歯科衛生士の平均的な働き方、給与(年収)は次のようになっています。
- 34.9歳、勤続6.6年の歯科衛生士の平均年収は「3,866,500円(残業手当含む)」
- 月の平均残業時間は「6時間」
- 歯科衛生士の給与は、国公立の病院が高い
- 経験年数1~4年の歯科衛生士の基本給は「24~25万円」
- 歯科衛生士の給与のピークは「50~54歳」
- 医療・介護系職種では、歯科衛生士の給与は低め
- 歯科衛生士は超人手不足で就職・転職しやすい(求人倍率20倍)
【詳細記事】
詳しくは、こちらの記事を。
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士
PT・OT・STの平均的な働き方、給与(年収)は次のようになっています。
- 35.1歳、勤続7.4年の理学療法士・作業療法士の平均年収は「4,265,400円(残業手当含む)」
- 月の平均残業時間は「4~5時間」
- 事業所規模の大きい事業所の方が年収が高く、労働時間が短い
- 訪問看護、訪問リハビリの給料(年収)は高い
- 経験年数1~4年の理学療法士・作業療法士の基本給(所定内賃金)は「25万円」
- 理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の給与のピークは「55~59歳」
- 医療・介護系職種の中で、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の給料は平均的
- 理学療法士・作業療法士・言語聴覚士は人手不足で就職・転職しやすい(有効求人倍率3.15倍)
【詳細記事】
詳しくは、こちらの記事を。
介護職員
介護職の平均的な働き方、給与(年収)は次のようになっています。
- 43.8歳、勤続7.6年の施設介護職員の平均年収は「3,528,000円(残業手当含む)」
- 46.8歳、勤続7.3年の訪問介護職員の平均年収は「3,640,500円(残業手当含む)」
- 月の平均残業時間は「4時間」
- 施設介護職員は、事業所規模の大きい事業所の方が年収が高いが、訪問介護職員は、事業所規模による年収の違いはない
- 経験年数1~4年の介護職の基本給(所定内賃金)は「21~25万円」
- 医療・介護系職種の中で、介護職の給料は低め
- 介護職は人手不足で就職・転職しやすい(有効求人倍率3.44倍)
【詳細記事】
詳しくは、こちらの記事を。
保育士
保育士の平均的な働き方、給与(年収)は次のようになっています。
- 男性保育士(33.0歳、勤続6.9年)の平均年収は「4,209,600円(残業手当含む)」
- 女性保育士(38.4歳、勤続8.9年)の平均年収は「3,803,100円(残業手当含む)」
- 保育士の男女比率は、「男性4.7%・女性95.3%」
- 保育士の給料は、他の産業と比べ少ないが改善されてきている
- 経験年数1~4年の保育士の基本給(所定内賃金)は「22万~25万円」
- 保育士は人手不足で就職・転職しやすい(有効求人倍率2.92倍)
- 保育士資格を持っている人の「62%」が、保育士として働いていない
【詳細記事】
詳しくは、こちらの記事を。
まとめ
「医療・福祉職別平均給与等算出表」の給与額は、あくまでも平均値です。
なので、場合によっては、提示された給料額が平均給与から大きく外れることも考えられます。
ただ、就職・転職をするときや、キャリアアップを考えるときの「1つの目安」としては、かなり参考になる数値だと思います。
提示された給料が「高いのか?安いのか?」、また「どのくらいの給料を希望していいのか?」がわかりますし。
ぜひ、あなたの経験が適性に評価されるよう「平均給料額」を目安に、給料などの条件交渉を行ってみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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